恐怖症が教えてくれた? あることへの感謝の気持ち

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恐怖症が教えてくれた? あることへの感謝の気持ち

 
今も恐怖症でお悩みの方にとっては、とても不愉快な話で申し訳ないんですが、私は最近、恐怖症になったことで、感謝することがあります。もちろんですが、“ちょっぴり”の感謝です。

というのは、13年の恐怖症生活から脱することができてから、ときどき、一人でバーや居酒屋に行くようになったんです。行くと必ずカウンター席に座ります。カウンターに座ると同じように一人で来ている方がいるんですね。店のマスターと話しているうちに、その方とも打ち解けて話しをするようになるんですね。

初めての人と話をすると、話題も新鮮で、「へぇー、そうなんですか!」面白いことばかり。
そんなとき、

「(恐怖症のときだったら、知らない人と食べながら話しするなんて、考えるだけで身体に異変が起きてたよなー)」と当時を思い出しちゃうんです。必ず。

だからこそ、知らない人と話ができるという場面に出会うと嬉しいし、感謝するんですね。当時は、そんなことできないと諦めていたことが、今、目の前で、できている喜びが湧いてくるんですね。もし、恐怖症になっていなかったら、人と会話できるありがたさなど感じず、当たり前に生きていると思うんですね。

知らない人と会話すると、本当に新鮮で、学びだらけなんです。

先日も、知らない方との会話の中から、悩みが1つ解決できたんです! 悩みといっても、まったく深刻なことではないものですが…。

一人で居酒屋のカウンターで飲んでいたら、若い夫婦が隣の席に座ったんです。ご夫婦とオーナーさんとの話しぶりから、その店の常連さんだと判りました。

「何飲む? いつもの?」
「そう、緑茶割りの焼酎。タンブラーで」

すると、高さ15センチほどのステンレス製のタンブラーが店の棚から出され、そのタンブラーにアイス、焼酎、緑茶が注がれる。そして2つのカップが夫婦の前に。

思わず、聞いちゃいました。
「これ、キープされているんですか?」

「これ? このタンブラー、保温性がいいから、冷たさが長持ちするし、結露しないから表面がベタベタに習印ですよ。これ、サーモスのタンブラーですよ」

「サーモス?」

「アマゾンで、“サーモス”と検索すると出てきますよ」

夫婦が緑茶割りをお代わりする。サーモスのタンブラーを店員さんに渡す。結露していないから、タンブラーの周りはまったく濡れていない。

「普通のグラスだと、店員さんが結露した周りの水を拭く手間がかかるでしょ。サーモスならその手間が省けるんですよ」と店にも優しいカップ。

私は、家でハイボールを毎日飲んでいるんですが、グラスの結露に困っていました。コースターを敷くと、グラス底にコースターもくっついちゃって、途中で落ちて、本やノートが濡れちゃう。コルクのコースターに変えたけど、そんなに吸水しないので、コースターから水があふれる。ティッシュをコースター代わりにしても、やはりすぐにベタベタになって、水があふれてくる…。「(何とかならんかな!)」

「(サーモスのタンブラー…、知らなかったー)」

早速、アマゾンで購入。
それ以来、晩酌での結露の悩みがスーッと消えました!

人との会話から、学べることはとても多いですね。
ちょっとした会話から、普段困っている結露問題が一瞬で解決しちゃった事例でした。ささいなことではありますが…。

人と会話すると、知識も増えるし、気づきや発見だらけですね。
人と会話することのありがたさを感じられる自分。恐怖症になっていなかったら、人と会話できる喜び、感謝すら感じなかったかもしれません…。

嘔吐恐怖症、外食恐怖症で悩んでみえる方の辛さは、わたしも経験があるので、そのお気持ちは解っているつもりですが、諦めず、焦らず、少しずつ、一歩一歩、克服へ向けて進んでいってくださいね。そして、輝くあなた、本当のあなたをつかんでくださいね。

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