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嘔吐恐怖症を克服した自己催眠術、応用が効く優れもの

嘔吐恐怖症を克服した自己催眠術、その応用例

前回、自己催眠術によって、気持ちのゆとりが生まれ、安心感、行動力、ストレス低減、睡眠など、多岐に渡って応用できるとお伝えしましたが、私の場合、嘔吐恐怖症を克服した以外に、どのようなときに自己催眠術を応用しているのかを簡単にお伝えします。

まずは、自己催眠術によって、有効性が確認されている事例です。(効果を保証するものではありません)

・疲労感、プレッシャーを取り除く
・仕事や勉強など集中力をアップする
・あがりやすい、顔が赤くなることを緩和する
・緊張による手の震え
・イライラを取り除く
・冷え症
・人目を必要以上に気にする
・眠れない
・心配ごとで食欲がなくなる
・不安からくる下痢
・体の老化
・疲れやすさ
・肩こり
・・・・

などが挙げられています。

私自身の経験の中で、自己催眠術によって、私が抱えていた/抱えている問題で効果が出た/出ている症状は、
・嘔吐恐怖症(克服済。再発せず)
・外食恐怖症(克服済。再発せず)
・不安やストレスによる胃痛
・不安やストレスによる不眠
・極度の緊張による下痢(恐怖症のときはあったが、もう起きない)
・弱気になったときのモチベーションアップ
・プレゼンテーションなどの緊張の事前緩和

ですね。あくまで私の場合の話ですが、習得して32年経った今でもこのような場面に対応しています。

自己催眠術は、本当に“一生の財産”ですよ。

年月が進めば、また新たな不安やストレスが起きるものです。
生きている以上、これらは避けられません。そんなときに自己催眠術を応用すれば、すぐに心も身体もリラックスさせることができ、体の不調や弱気になったときに、回復させることができます。

(もちろん、インフルエンザ、骨折、ケガなど、精神的な問題ではない症状には効果はありません。骨折やケガなどの外的要因の痛みを自己催眠術で低減することはできるそうですが、私にはその経験がありません)

あくまでも私の経験とはいえ、自己催眠術をマスターしたことによる効果は絶大。しかも、安心、安全、薬要らず。ベッドでも電車のつり革につかまった状態でも自己催眠術はできます。マスターすると2,3分もあれば、心も身体もリラックス状態にもっていけます。

今後、急激なAI、ITの発展で、便利な世の中になっていく反面、ヒトの仕事もより高度な知識、より高度な技術を求められ、今まで人が対応していた仕事も急激に減少していきます。しかしながら、人の心理、感情はそんなに急激に進化するものではありません。医学の進歩で人間の寿命も急激に伸びてはいますが、逆に「心の病」は急増するものと考えます。

医者に頼ることも必要ですが、まずは人が持つ「自然治癒力」を信じて、自分のことを一番よく知っているはずの自分をコントロールできるスキルが、これからはより大切になるのではないでしょうか?

その答えの1つが、「自己催眠術」だと私は信じています。

自己催眠術のデメリットとしては、即効薬でなく、体で覚えるものなので、時間が必要になります。個人差はあるものの、2ヵ月から4ヵ月ほどの期間でマスターできると思います。スポーツ選手のように練習漬けの毎日を送ることはありません。習い始めは、1日、20、30分のトレーニング時間です。

マスターすると、毎日トレーニングしなくても、不安や恐怖を感じた時にトレーニングするくらいでも対応できています。

もちろん、自己催眠術があなたにとってベストな方法だとは私は考えていません。あなたに合った克服方法があるはずです。あきらめないでくださいね。

ただただ、薬漬けにならない、あなたに見合った解決方法が見つかることを私は心から祈るばかりです。

野望を実現!アメリカで恐怖症再発?

野望を実現!アメリカで恐怖症再発?

アメリカ留学を経験した会社の新人A君に出会い、アメリカ留学の方法を聞いた。恐怖症を克服し、普通の生活を送っていた私に、次なる欲望が芽生える。アメリカを考えるように。

A君から話を聞いた次の休日、名古屋の三省堂書店に電車で向かう。A君から紹介があった本を手に入れるために。

大学時代に催眠術に関する本を探しに、新宿にある紀伊國屋書店に行ったことを思い出す。探す分野、気持ちは違うけど、当時を懐かしく感じる。今は、萎縮していた当時とは比べものならない明るい気分。

「(あった!)」

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嘔吐恐怖症から脱した私の次なる野望…

恐怖症克服と次なる野望

 
彼女と食事をする。その成功体験を積む。以前のような怖さはもう感じない。一緒に出掛けて、食事するのが当たり前に。恐怖症を完全に克服できたかは判らないが、同僚も、女性とも食事に出かけられる。普通の生活を手にすることができた。

とはいうものの、自己催眠術によって、過去の記憶が薄れたわけではない。

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嘔吐恐怖症・パニック障害克服へ向けて立ちはだかる壁

恐怖症克服へ向けての最大の課題とは?

先輩たちから誘われる飲み会、以前のような恐怖はない。普通に飲み会に行ける。さらに自信が増していく…。
少しずつだが、心に光が射しこみ、その光が確実に広がっている! それに気づく。

だが、まだ恐怖症を克服できたとは言えない。

それは、女性と2人で食事をした経験がない!
女性と2人で、居酒屋ではなく、フォーマルなレストランで食事をする…。自己催眠術でトレーニングしてきたその場面。それが当たり前にできて、初めて克服したと言えるんっじゃないか…、そう感じていた。

先輩との飲み会をはじめ、同期の親友とドライブにも行けるようになった私。
男同士なら、遠出もできる、外食もできるようになっていた。半年前には、まったく想像すらできないこと。できなかった時代に比べて、スゴイ飛躍にもかかわらず、人は欲深い生き物。1つのハードルを越えると、次のハードルに向かっていく…。

同僚とは、車で買い物に出かけたり、金沢へ出かけたり、動けるようになったものの、女性と出掛ける、女性と食事する経験がまったくない。これをクリアしないと恐怖症を克服したと言えないと、自分でハードルを高くする。

自己催眠のトレーニングは続けていたものの、6月くらいから毎日ではなく、週に1、2回にまで減った。改善している実感を得ながらも、ルーズな私。どうしたものか…。
 
こうしているうちに、入社2年目に入る。
1年前はどん底だった私が、1年を迎えられるとは…。当時、恐怖におののき、想像すらできなかった“ごく普通の生活”を手に入れつつある。

自己催眠術に感謝。平井富雄さんに感謝。教えて頂いたS先生に感謝。当時の自分のふがいなさ、自己催眠術のスゴさを思い起こしながら…。よくここまで来れたものだ!

そんなとき、新入社員が配属される。

3人の女性が配属されてきた。5月になったところで、そのうちの2名の女性と、親友と私の4人で、テニスをすしようかという話が浮上する。女性に慣れていない私は食事することに抵抗を感じていた。女性の前で、恐怖症が現れるのか…。

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嘔吐恐怖症・パニック障害克服への難題は乗り切れたのか?

恐怖症克服への難題は乗り切れたのか?

入社2年目。初めてのデート。うれしい反面、不安もよぎる。レストランのようなところでいきなりランチするのは荷が重い私。少しずつ前に進む方法を考え、屋外で、しかも軽めな食事ができるような場所に誘う。それが鈴鹿サーキット。我ながら、Goodアイデア!(かな)

「お腹空いたね」

「売店で、何か買って、あそこで食べようか?」と屋外にあるテーブルを指す。

売店で、ハンバーガーセットのようなプレートを2人分買う。
少し不安もあったが、屋外で軽食なので大丈夫との自信もある。彼女の、飾らない気楽な性格も助けになる。

テーブルにプレートを置く。空も晴れ渡って、すがすがしい。

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嘔吐恐怖症・パニック障害克服への最大の課題が目の前に…

恐怖症克服への最大の課題が目の前に!

 
入社2年目。女性がいる初の食事に向けてサボっていたトレーニングを再開。当日、男女2名の4人ではあったが、食事を乗り切れた私。残るは女性と2人きりでフォーマルなレストランで楽しく食事ができること…。恐怖症克服に向けて一番恐怖を感じる場面でも、食事ができるイメージを創ってトレーニングをしてきた。

それが最大の課題。
これができるようになって、初めて嘔吐恐怖症を克服したといえる!

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嘔吐恐怖症・パニック障害からの出口、夢への入り口

恐怖症からの出口と夢への入り口

 
5月13日の「OB会」で、13年振りに面識ない方々との外食をリラックスして過ごせた。家に帰り、爽やかな余韻に浸りながら、苦しんできた過去を振り返る。次の朝、目が覚め、シラフになると「昨日は、たまたま…」という自分が現れる。吐くことへの怖さはまだ消えないが、落ち着いている自分もいる。

OB会が終わった次の週の話。配属された部署の先輩から、週末の飲み会の誘い。

「今週末、飲みに行こうか!」

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嘔吐恐怖症克服は夢?? 気持ちはアップダウン

恐怖症克服は夢に終わる? 気持ちはアップダウン

5月13日の「OB会」が近づくにつれ、ビビりながらも、落ち着いている自分がいた。高校、大学のときも似たような状況があったが、友人と食べる直前に身体に異変が起きてしまい、玉砕。OB会も同じように開始直前に異変がおきるんだろう…と決めつける。しかしOB会がスタートすると「ぐーーーっ」とお腹が空腹を表現する。身体に異変はまったく起きず、料理もどんどん口に。13年振りに面識ない方々との外食をリラックスして過ごせる。

自信が芽生えたOB会が終わる。

爽やかルンルン気分で家に到着。

素晴らしい1日。
「(この日を13年間、この日を待っていたんだ!)」布団の上で、“大”の字になって横たわる。自然に笑みが生まれる。

白い天井を見つめながら、この3ヵ月を回顧。

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