嘔吐恐怖症克服体験秘話 の記事一覧

恐怖を克服する!ワラをもつかむ思い…

藁をも掴む

 
あと2ヵ月で社会人。その間際の大学4年の1月最終週…。

平井富雄さんの著書『自己催眠術』に書いてある、『わざわざ病院まで行かなくてもよい・・・・』、『自分自身の暗示で・・・・・』、『繰り返し練習すれば効果があらわれはじめるのだ・・・・』

この記述を信じ、崖っぷちの私は、やっと動き出す。

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過去経験したことがない最大級の恐怖。迫りくる会社員生活…

過去経験したことがない最大級の恐怖

 
あり得ない理由で、就職先を選んだ私。実家から車で5分ほど通える会社なので、弁当を持っていけば、社員食堂で昼ご飯を食べなくていい、また会社帰りに食事に誘われる機会が減るはず…。少しは安心できるかと思っていた…。

恐怖症の私にとっては絶好の就職先!
車通勤で、田舎なので、東京のように「帰りに一杯どう?」などの誘いもほとんどないはず。ある意味、嘔吐恐怖症の私には優しい条件。

大学4年の10月。就職先が決まったとはいえ、吐くことへの恐怖、外食への恐怖は何も変わらない。自己催眠術は理にかなう方法、しかし、訓練したが、催眠状態がどんな状態なのかが判らず、訓練もとん挫…。

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恐怖症を考えた就職先…、私がとったあり得ない選定方法

恐怖症を考えた就職先、私がとったあり得ない選定方法

『自己催眠術』という本から、恐怖症を克服するヒントを得るものの、自己催眠状態がどういうものかが解らず、症状が変わらないまま、大学4年を迎える。就職活動して、あと1年で社会人…。社会人になると、付き合いが明らかに増えるはず。飲みに誘われたり、食事に誘われたり…。昼休みは会社の食堂か外食だよな…。出張もあるし…。誘いを断る言い訳もできないよな。想像するだけで怖い! 気分はブルー…。

大学4年の9月くらい。大学院に進む仲間がうらやましい!
社会人になるのが2年延ばせる…。彼らは、僕のように、そんな不純なことは考えていないだろうけど。僕は勉強が嫌いで、成績もその学科で下位なので、大学院進学などできない…。

田舎育ちの私にとっては、東京生活は人が圧迫される感じ。家から出たい一心で、埼玉、東京に住んだけど、恐怖症の影響もあって、行動範囲も狭く、楽しめない。もう十分かな…。東京生活というより騙し騙しの生活に疲れ果てている。

で、どこに行く?
で、どんな会社に行く?
で、恐怖症、どうする?

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恐怖症克服に向けて、いざ東大病院へ

嘔吐恐怖症克服のために東大病院へ

 
平井富雄さんの『自己催眠術』に書かれているように自己催眠術の訓練を開始する!嘔吐恐怖症克服へ向けて動き出したとはいえ、催眠状態ってどんな状態? 恐怖症克服へ向けて、東大病院へ腑に落ちる方法に違いないけど、その感覚、コツがつかめない!

そして、、、ある行動に。

『自己催眠術』の本に、平井富雄さんは東京大学講師で東大病院の精神科に勤めている紹介が載っていた。ということは、東大病院に行けば、平井富雄さんに会えるかもしれないと考えた。当時、南品川のアパートに住んでいたので、御茶ノ水にある東大病院へはすぐに行ける。

でも、1つ大きな問題が立ちはだかる!

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嘔吐恐怖症克服へ向けて、訓練スタート!

嘔吐恐怖症克服に向けて訓練スタート

平井富雄さんの『自己催眠術』に書かれているように自己催眠術の訓練を開始する!

まずは「練習場所」。
静かで落ち着ける場所で、訓練中、同じ姿勢が保てること。これはまったく問題ない。東京に住んではいたが、周りは静かな環境で、大丈夫。

次に、「姿勢」。
本には3つの基本姿勢の写真が載っているが、布団の上に「あお向け」で決まり。これも大丈夫!

そして、
訓練に入る前に、「催眠を解く方法」を先に知っておく。いきなり訓練を始めても解く方法が分からないとマズい感じ。これも解説があり、簡単にできること。大丈夫!

さらに、「練習中の心構え」を頭に入れる。言葉で考えるのではなく、実際にそう感じるようにつとめるとの記載。これも大丈夫!

そして、訓練スタート!

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恐怖症は自分が作り上げた○○?

恐怖症は自分で作り上げた虚像

自己催眠中の脳波は、酒を飲んで、ほろ酔いかげんになったときの脳波の型とも似ている。ほろ酔いかげんのときは、快い気分と遠慮のとれたくつろいだ気持ちになるものである。…これは、まさに自己催眠中の状態と同じである。』
-『自己催眠 劣等感からの解放・6つの方法』(平井富雄 光文社)から抜粋 –

『自己催眠術』に書かれている平井富雄さんのお言葉は腑に落ちることばかり。

私なりに解釈してみると
「薬ではなく、自分の心の力を使って、ほろ酔いと同じくつろいだ状態になれる方法。ただし訓練が必要」

確かに、お酒を飲んで酔いがまわってくると不安や恐怖が徐々に消え、リラックスできる自分がいる。

これが嘔吐恐怖症の克服へつながる方法だと直感する。

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恐怖症克服へ手応え! 驚きの記述を発見!

恐怖症克服への手応え

 
吐くことへの恐怖、人と食事をする恐怖。何とか慣れた仲間と居酒屋へ行くことができるように。お酒を飲んで、酔いがまわってくると、不安や恐怖が引いてくることを知る。ヒントを探しに書店へ。そこで目に飛び込んできた一冊の本、『自己催眠術』。立ち読みして5分もしないうちに、今、自分が抱えている問題はこういうことなんだ!という記述に驚き。すぐにレジへ…。

紀伊國屋書店はスゴいな! 1時間かけて新宿まで来た甲斐があった!

急いで部屋に帰り、シーンと静まった部屋で、
興奮しながら『自己催眠術』を最初のページから読み進める。

早く知りたい!

何とか、その本から希望の光が見えれば…。恐怖症克服の糸口になってくれ…。

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嘔吐恐怖症克服への糸口になる出会い

嘔吐恐怖症克服への糸口

 
吐くことへの恐怖、人と食事をする恐怖。何とか慣れた仲間と居酒屋へ行くことができるようになったものの、恐怖症によって、普通の生活すら影響が出てしまう・・・。そして大学2年のある日。イタリアンレストランで、高校2年と同じ失態が発生し、親友を失う羽目に。

何とかしないと!
考えても、どうしていいのか? まったくわからない、まったく進まない…。

大学生活で、お酒を飲み、酔えば不安や恐怖が引いて、リラックスできると知ったが、慣れた仲間となら…と限定される。そんな仲間と外で食べるとすれば居酒屋に限定されていた。

お酒を飲んで、酔いがまわってくると、不安や恐怖が引いてくることが、何かヒントにならないのか?

ヒントを探すしかない。
ヒントになるような本がないだろうか?

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嘔吐恐怖症のせい・・・、大きすぎる代償

恐怖症によって親友を失う

 
吐くことへの恐怖、人と食事をする恐怖。何とか慣れた仲間と居酒屋へ行くことができるようになったものの、女性とお付き合いできない、食事付きのバイトができない私。恐怖症によって、行動範囲が限定され、普通の生活すら影響が出てしまう・・・。友人との騙し騙しの約束もこれ以上…。

私が、欲しかったもの、手に入れたかったもの、

ごく普通の生活・・・。
『どこでも、誰とでも食事ができる生活』

それだけ。

でも、
どうやって恐怖症を克服できるのか? 
どこの誰が、その方法を知っているのか?
恐怖症を治せる方法が果たしてあるのか?

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恐怖症になっていなければ・・・。欲しいものはコレだけ!

恐怖症になっていなければ・・・、欲しいものはコレ!

お酒を飲んで酔うと気分が楽になる。居酒屋なら食べる量など誰も気にとめないから、さらに楽になることが解った私。恐怖症改善への何かのヒントになるんじゃないかと感じはじめていた。

しかし、それはあくまで知っている仲間に限定されていた。

同僚から、合コン(他の大学の女性との飲み会)に何度か誘われたが、受けるのが怖い自分がいた。
「ごめん。オレ、そういうの苦手なんだ。女性は苦手なんだ」と、大ウソ(?)をついて、合コンは避けた。正直言うと、もし合コンへ行って身体に異変が起きたらどうしようと恐れたから。

妄想にすぎない話だが・・・。
もし合コンに行って、酔いの力で身体の異変が起きず、楽しい時間を過ごせました、そこに意中の女性がいたとする・・・。だとしても次のアクションに進めないから。何人かでドライブに行こうとしても、二人で会いたくても、吐くことが怖いから、食事できない。僕には越えられないハードル。

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