2019年 12月 の投稿一覧 の記事一覧

恐怖症の症状が軽かったから克服できたんじゃないですか?

恐怖症の症状が軽かったから克服できたんじゃないですか?

 
「鈴木さんの場合、どこまで嘔吐恐怖症は酷かったのでしょうか?」
「症状が軽かったから克服できたんじゃないでしょうか?」
 
と聞かれることがあります。
 
正直なところ、当時、私の症状が
「酷かった」のか「軽かった」のか、それは判りません…。
 
ただ、
「酷い」、「軽い」に分けることが、ご自分に『裏の暗示』をしているような気がします。「酷い」、「軽い」って考えることは一般的なあることですが、病気の場合、ちょっとした危うさが含まれていると思うんですね。

そんな話をお伝えします。

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「自己催眠術」で恐怖症が良くなるという確信が持てません

「自己催眠術」で恐怖症が良くなるという確信が持てません

 
「『自己催眠術』も個人差があるということなんでしょうか?? いまいち、私には呼吸法や全身弛緩で恐怖症が良くなるという確信が持てません」
 
このような質問を受けました。
 
「確信が持てません」と感じるのはその通りですね。
 
正直言いまして、その質問に対して「こういう理由だから確信を持ってください!」と言うつもりはまったくありません。
 
なぜなら、、、

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自己催眠術セッションのQ&Aと3つの大切な注意点(復習)

自己催眠術セッションのQ&Aと3つの大切な注意点(復習)

私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで説明してきました。
前回、ステップ7までの説明が終了しました。

今回は、
聞かれた質問と、大切な3つの注意点をもう一度復習させていただきます。

【セッションを進める上でのQ&A】

<質問1>
◆セッション中に、例えば顔がかゆくなったとき、くしゃみが出た場合はどうすればいいですか?

<答え>
・体のどこかが、かゆくなったら、ゆっくり手を動かして、掻いてもらっても大丈夫です。掻き終わったら、手をゆっくり戻して、そのままセッションを続けてください。くしゃみがでたときも気にせず、そのままセッションを続けてくださいね。セッションを最初からやり直す必要はありません

・セッション中、蚊やハエが飛んで、集中できないときは、途中でも一旦、「ステップ7:催眠を解く(終了動作)」を行ってセッションを終了してください。虫を追い払うなどしてから、最初からセッションをやり直してくださいね。

・セッション中、トイレに行きたくなってしまった場合も、「ステップ7:催眠を解く(終了動作)」を行って、セッションを終了してください。再度セッションを始めるときは、最初からやり直してくださいね。

<質問2>
「ステップ4:【全身弛緩】暗示をしながら、全身を順にほぐしていく」を行っているときに、どんな状態になったら、「催眠状態」になっているのかの感覚がよく判りませんが・・・。

<答え>
・正直に言って、言葉での説明では判りづらいかと思います。そこはすみません…。
同じ説明ですみませんが、ステップ4の弛緩を、頭(額)から足に向かって順番に暗示をして行っていきますが、暗示がすべて終わった後は、身体が以下のような状態になるんですね。

1、全身が重く、全身が布団にめり込んでいる感じ(これは筋肉が弛緩されているので、そう感じます。ダルい感じと捉える方もいます)
2、両腕が温かく感じる(私の場合、この感覚は起こらない)
3、心臓が小さく穏やかな鼓動に。呼吸がゆっくり静か。
4、お腹(みぞおち)が温かく感じる(私の場合、暗示すればそうなる)

全身がリラックスしているので、身体が重く、温かく、もの静かになっている感じですね。”眠る”手前の状態ですね。そういう感じになったらこれが「催眠状態」と考えてください。最初は「わざとらしく」でOKです。そう受け止めてください。

【「自己催眠」を行う上で、もう一度意識してほしい大切な3つのこと】

1、 結果をすぐに求めず、焦らないでください

・2,3日で実感する方もいますが、1、2週間かかる方もいます。元々、即効性がある方法でなく、身体で覚えて自然治癒力を使う方法なので、すぐに結果はでません…。
  
2、 暗示しているときは、「わざとらしく」でいいので、そう感じるように努めてください。

・例えば、「(両腕が楽ーになる…)」と暗示しているとき、とくにトレーニングを始めたばかりの頃は、「(楽になっている…)」とそう思ってください。
 
3、 暗示しているときに、否定せず認めてしまいましょう

・例えば、「(両腕が楽ーになる…)」と暗示しているとき、楽になった感覚になっても「(これ違うよな)」と思わずに「(これがそんな感じなんだ)」と受け入れてしまいましょう。

難しく考えず、気楽な気持ちで「自己催眠」トレーニングを続けていただければ…、です。
 

「自己催眠術」解説⑪ステップ7『催眠を解く(終了動作)』

「自己催眠術」解説_催眠を解く(終了動作)

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は11回目。ステップ7「催眠を解く(終了動作)」について説明します。
ステップとしては最後の説明になります。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ7『催眠を解く(終了動作)』です。これは以前、「自己催眠術」解説③でもお伝えした内容と同じですが、もう一度、ステップ7としてお伝えします。
 

ステップ7催眠を解く(終了動作)

 
下記の2つのケースでは、必ず「催眠状態を解く(終了動作)」を行ってくださいね。

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「自己催眠術」解説⑩ステップ6『オリジナルイメージ創り』

「自己催眠術」解説_オリジナルイメージ創り

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は10回目。ステップ6「オリジナルのイメージ創り」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ6『【オリジナルのイメージ創り】(必要に応じて)』です。これは「自己催眠」の「応用」になるステップです。
 

ステップ6(【個別のイメージ創り】必要に応じて。やらなくてもOKです)

 
ステップ6は、特別なトレーニングというか、カスタマイズされた応用の方法になります。ステップ5までの基礎トレーニングを続けることでも、さまざまな効果を感じられるかと思います。

ですので、ステップ6は、やらなくてもいいんですが、私が嘔吐恐怖症、外食恐怖症を克服するときは、このステップを行ったので説明を加えておきます。

ステップ6を、簡単にいうと、、、

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「自己催眠術」解説⑨ステップ5『催眠状態の確認方法』

「自己催眠術」解説_催眠状態の確認方法

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は9回目。ステップ5「催眠状態の確認方法って?」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ5『【状態確認】(催眠状態に入っているか?の確認)』です。

ステップ5【状態確認】(催眠状態に入っているか?の確認)

率直に申し上げて、、、
「この感覚って、はたして催眠状態なんだろうか?」って、良くわからないと思うんですね…。だから、2,3日でトレーニングを諦めてしまう方もみえます。でも、2,3日で上手になるスポーツや楽器ってないですよね。

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「自己催眠術」解説⑧ ステップ4『全身を順にほぐす』

「自己催眠術」解説_全身をほぐす

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は8回目。ステップ4「全身弛緩」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ4『全身弛緩』。暗示をしながら全身を順にぼぐしていきます。

これが「催眠状態」に入り、心も身体もリラックスさせる方法になります。

 

ステップ4【全身弛緩】暗示をしながら、全身を順にほぐしていく

あなたは今、ステップ1~ステップ3で説明したように、
ベッドや布団の上で『あお向け姿勢』で、両手が腰の横に置かれて、目を閉じています。風船をイメージした呼吸を終え、落ち着いた状態で、普通に鼻から吸って、鼻から出す呼吸をしているはずです。

自己催眠_全身弛緩

そのまま状態から、『ステップ4:全身弛緩』に入っていきます。

セッションの時間の目安も記載しますが、時間はおおよそで大丈夫です。秒数に意識をとられないようにしましょう。

【ステップ4:全身弛緩_全身を順にほぐしていく】

・時間の目安:全体で10分くらいのイメージ。

◆『暗示によって、頭の上から、足の先までをほぐしながら、
リラックス状態を深める』

頭の中で下記の言葉をゆっくりと暗示しながら、力を抜いていってください。
その身体の部位を意識しながら、上から順番に2、3回です。呼吸は「鼻から吸って鼻から出す」通常の呼吸です。

1、「額の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
2、「目の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
3、「首の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
4、「肩の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
5、「両腕の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
6、「胸の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
7、「お腹の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
8、「背中の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
9、「腰の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
10、「お尻の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
11、「膝の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
12、「足の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示

暗示をかけながら、全身を順番にほぐしていきます。

次第に、眠る手前の状態、「催眠状態」に入っていきます。
このとき、脳にα波が現れます。心も身体もリラックスしている状態です。

腕や足などが、ドーンと重くなった感じやダルくなった感じがしたり、温かく感じたりします。お腹が温かく、時には熱く感じることもあるでしょう。身体の重みで、身体が布団にめり込んでいるように感じるときもあるでしょう。

以上が、『ステップ4:【全身弛緩】全身を順にゆるめていく』の説明となります。

このステップ4で、催眠状態が深くなり、心も身体もリラックスして、脳からα波が出ている状態になるんですが、、、
 
問題は「催眠状態」がどんな感覚なのかが、最初のうちは、つかみづらいかと思います。
 
脳波計があれば、脳波から出されているα波が検出できるので、そのときの身体の感覚が「催眠状態」ってわかるんですが・・・。
脳波計でα波が測定できると、音で知らせてくれるので、全身がリラックスしている感じがつかめます。

最近『muse:ブレイン・センシング・ヘッドバンド』という脳の状態が、
音と波形でみられる商品を見つけたので、それで、
「催眠状態」が見えるのかを調査しています。

このブログにも投稿しましたが、
「催眠状態」が判りそうだという結果が出ています。
 
通常状態(目を開けてスマホを触っている状態)から、
自己催眠を使ってリラックスしている状態に入るとその違いが出ました!

通常状態と自己催眠状態と脳波比較結果その2

「催眠状態」を感覚でどう感じるのか? については、
『ステップ5:【状態確認】(催眠状態に入っているか?の確認)』で説明しますが、言葉では解りづらいかと思います…。すみません…。

もし、これまでのステップを実施しているところで、そのまま寝てしまったとしても大丈夫!です。気にせず寝てください。トレーニングを続けていると、睡眠の質が良くなることに気づくはずです。これも1つの効果です。

次回は「ステップ5『催眠状態の確認』(催眠状態に入っているのか?)」について説明します。
 

「自己催眠術」解説⑦ ステップ3『呼吸法その2風船』

「自己催眠術」解説呼吸法その2

私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は7回目。ステップ3「呼吸法その2風船」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ3「呼吸法その2風船」です。
  

ステップ3【呼吸法2】胸にある風船を膨らますイメージ

 
あなたは今、ステップ1、ステップ2で説明したように、
ベッドや布団の上で『あお向け姿勢』で、両手を軽く胸に置いて、目を閉じている状態のまま、ステップ1の『呼吸法その1』を終えたばかりです。今、普通に鼻から吸って、鼻から出す呼吸をしているはずです。
 
自己催眠呼吸法その1_鼻と口の呼吸
そのまま状態から、『ステップ3:呼吸法その2』に入っていきます。

ちなみに、呼吸時間の目安も記載しますが、時間はおおよそで大丈夫です。秒数に意識をとられないようにしましょう。
 

【ステップ3:呼吸法その2
『胸の上にある萎んだ風船を膨らませるイメージ』】

・時間の目安:全体で1分くらいのイメージ。

◆『鼻から大きく息を吸いながら、胸の上にある萎んだ風船を膨らまし、鼻からゆっくり息を吐く呼吸』

 
1、胸に軽く置いてある両手の下に萎んだ風船があるとイメージしてください。
 「わざとらしい」イメージでOKです

2、鼻からゆっくり、おおきく息を吸いながら、「わざとらしく」でいいので、両手の下(胸の上)にある風船が膨らみ、それによって、両腕が上に持ち上がられるイメージをしてください。
 
(息を4,5秒大きく吸いながら、同時に風船が膨らみ、ゆっくり腕が上に持ち上げられるイメージを創る)

自己催眠呼吸法2_風船を膨らませる

3、 鼻から吸った息で胸がいっぱいになったら、持ち上げられた腕はそのまま上げた状態にして、鼻からゆっくり、息を吐いていく。このとき吸った息と同じ量の息をゆっくり吐いてください。お腹が“ぺっしゃんこ”になるまで息を吐かなくてもいいです。

《大切なポイント》
・鼻から息を吸って、風船が膨らんでいくとき、風船の中に、爽やかに感じる風景やあなたにとってプラスなシーンを考え、それが風船の中に溜まるイメージをしてください。「わざとらしく」でいいので、そう想像してください

・息を鼻から吐くときは、感じている不安な恐れも吐き出すイメージをしてください。

4、 もう一度、上記2、3を繰り返します。さらに鼻から息を吸って、風船を大きく膨らまし、その分、上に持ち上げられた両腕が、さらに大きく膨らんだ風船によって、横に持っていかれるようにイメージしてゆっくり動かしていきます。2回で、風船が大きく膨むイメージをしてください。

自己催眠_全身弛緩

5、 両腕をストーンと腰の横に落とします(右図)
 
これで、次のステップ4に進む姿勢が整いました。
あとは、ステップ7の「催眠を解く(終了)」までこの姿勢のままです。
 
以上が、『ステップ3:呼吸法2』の説明となります。

『呼吸法その1』、『呼吸法その2』まででも、次第に気持ちが落ち着いてくるものです。
 
もし、呼吸法までのところで、そのまま寝てしまったとしても大丈夫です。この訓練を続けるだけでも、次第に夜眠れるようになっていきます。(個人差はあると思いますが・・・)
 
次回は「ステップ4:【全身弛緩】暗示をしながら、全身を順にゆるめていく」について説明します。
 

「自己催眠術」解説⑥ ステップ2『呼吸法その1』

「自己催眠術」解説呼吸法その1

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は6回目。ステップ2:「呼吸法その1」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ2:「呼吸法その1」です。

ステップ2【呼吸法その1】鼻から口 ➡ 鼻から鼻

自己催眠呼吸法その1_鼻と口の呼吸
あなたは今、ステップ1で説明したように、
ベッドや布団の上で『あお向け姿勢』で、両手を軽く胸に置いて、目を閉じている状態です。
そのまま状態から、『ステップ2:呼吸法その1』に入っていきます。

ちなみに、呼吸時間の目安も記載しますが、時間にはこだわらず、あなたが楽に感じる時間にしてもらっても大丈夫です。大切なのは、時間に追われないことです。気楽に・・・ですから。

(×)『息を吸うときは4秒吸って、2秒止めて、息を吐くときは8秒吐いて・・・』
  →時間はおおよそで大丈夫です。秒数に意識をとられないようにしましょう…。

【ステップ2:呼吸法その1 『鼻から口』→『鼻から鼻』】

・時間の目安:下記①②で、5分くらいのイメージ。

① 『鼻から吸って、口から吐く呼吸』

1、鼻からゆっくり息を吸う(息を4,5秒吸うイメージ)

2、口を尖らせ、口笛を吹くように「(フーーーー)」と息を長く吐いていく・・・、
  お腹が“ぺっしゃんこ”になるまで口から息を吐く(10秒ほど息を吐くイメージ)

3、息を吐き終えたら、お腹が“ぺっしゃんこ”のまま止める(3秒ほど止めるイメージ)

《大切なポイント》
・鼻から吸った息より、口から吐く息を多く出す → 脳をやや酸欠気味にするため。

息を吐くときは、全身の力が抜けていくイメージをする。とくに肩や首を意識して、力を抜いていく。さらに、息を吐き出しながら、感じている不安な恐れも吐き出すイメージをする。

4、上記1~3を5回繰り返す
  (5回は目安ですが、習い始めは最低5回と決めちゃってください)
 

② 『鼻から吸って、鼻から吐く呼吸』

 
今度は、鼻から吸った息を、口からではなく、鼻から吐いていきます。それ以外は、①と同じ要領です。

1、鼻からゆっくり息を吸う(息を4,5秒吸うイメージ)

2、鼻から息を長く吐いていく・・・、
お腹が“ぺっしゃんこ”になるまで鼻から息を吐く(10秒ほど息を吐くイメージ)

《大切なポイント》①と同じです
・吸った息より、吐く息を多く出す。脳をやや酸欠気味にすることを続ける。

・息を吐くときは、全身の力が抜けていくイメージをする。とくに肩や首を意識して、力を抜いていく。
さらに、息を吐き出しながら、感じている不安な恐れも吐き出すイメージをする。

3、上記1、2を5回繰り返す。(5回は目安ですが、習い始めは最低5回と決めちゃってください)

4、終わったら、普通に、鼻から吸って鼻から出す呼吸をしてください。

ステップ1で「姿勢」を整えたあとは、必ず、、、
ステップ2「呼吸法その1」からセッションを開始してください。

呼吸法はとても大切です。

「催眠状態」に入っていくための準備段階です。呼吸法のステップを飛ばして、いきなり全身をリラックスさせるステップへ行っても、なかなか「催眠状態」にもっていけません。効果も期待できません。

慣れてくると、この「呼吸法その1」だけでも、心も身体もリラックスさせることができるようになります。習い始めの時期は、それを実感できないとは思いますが、それは普通のことです。焦らないでくださいね。個人差はあると思いますが、毎日1回トレーニングを続けると、1ヵ月も訓練すれば、その実感が判ってくると思います…。

以上、『ステップ2:呼吸法その1』の説明でした。

次回は「ステップ3:呼吸法その2」について説明します。