「自己催眠術」解説⑥ ステップ2『呼吸法その1』

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「自己催眠術」解説呼吸法その1

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は6回目。ステップ2:「呼吸法その1」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ2:「呼吸法その1」です。

ステップ2【呼吸法その1】鼻から口 ➡ 鼻から鼻

自己催眠呼吸法その1_鼻と口の呼吸
あなたは今、ステップ1で説明したように、
ベッドや布団の上で『あお向け姿勢』で、両手を軽く胸に置いて、目を閉じている状態です。
そのまま状態から、『ステップ2:呼吸法その1』に入っていきます。

ちなみに、呼吸時間の目安も記載しますが、時間にはこだわらず、あなたが楽に感じる時間にしてもらっても大丈夫です。大切なのは、時間に追われないことです。気楽に・・・ですから。

(×)『息を吸うときは4秒吸って、2秒止めて、息を吐くときは8秒吐いて・・・』
  →時間はおおよそで大丈夫です。秒数に意識をとられないようにしましょう…。

【ステップ2:呼吸法その1 『鼻から口』→『鼻から鼻』】

・時間の目安:下記①②で、5分くらいのイメージ。

① 『鼻から吸って、口から吐く呼吸』

1、鼻からゆっくり息を吸う(息を4,5秒吸うイメージ)

2、口を尖らせ、口笛を吹くように「(フーーーー)」と息を長く吐いていく・・・、
  お腹が“ぺっしゃんこ”になるまで口から息を吐く(10秒ほど息を吐くイメージ)

3、息を吐き終えたら、お腹が“ぺっしゃんこ”のまま止める(3秒ほど止めるイメージ)

《大切なポイント》
・鼻から吸った息より、口から吐く息を多く出す → 脳をやや酸欠気味にするため。

息を吐くときは、全身の力が抜けていくイメージをする。とくに肩や首を意識して、力を抜いていく。さらに、息を吐き出しながら、感じている不安な恐れも吐き出すイメージをする。

4、上記1~3を5回繰り返す
  (5回は目安ですが、習い始めは最低5回と決めちゃってください)
 

② 『鼻から吸って、鼻から吐く呼吸』

 
今度は、鼻から吸った息を、口からではなく、鼻から吐いていきます。それ以外は、①と同じ要領です。

1、鼻からゆっくり息を吸う(息を4,5秒吸うイメージ)

2、鼻から息を長く吐いていく・・・、
お腹が“ぺっしゃんこ”になるまで鼻から息を吐く(10秒ほど息を吐くイメージ)

《大切なポイント》①と同じです
・吸った息より、吐く息を多く出す。脳をやや酸欠気味にすることを続ける。

・息を吐くときは、全身の力が抜けていくイメージをする。とくに肩や首を意識して、力を抜いていく。
さらに、息を吐き出しながら、感じている不安な恐れも吐き出すイメージをする。

3、上記1、2を5回繰り返す。(5回は目安ですが、習い始めは最低5回と決めちゃってください)

4、終わったら、普通に、鼻から吸って鼻から出す呼吸をしてください。

ステップ1で「姿勢」を整えたあとは、必ず、、、
ステップ2「呼吸法その1」からセッションを開始してください。

呼吸法はとても大切です。

「催眠状態」に入っていくための準備段階です。呼吸法のステップを飛ばして、いきなり全身をリラックスさせるステップへ行っても、なかなか「催眠状態」にもっていけません。効果も期待できません。

慣れてくると、この「呼吸法その1」だけでも、心も身体もリラックスさせることができるようになります。習い始めの時期は、それを実感できないとは思いますが、それは普通のことです。焦らないでくださいね。個人差はあると思いますが、毎日1回トレーニングを続けると、1ヵ月も訓練すれば、その実感が判ってくると思います…。

以上、『ステップ2:呼吸法その1』の説明でした。

次回は「ステップ3:呼吸法その2」について説明します。
 

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