小学4年のある日の出来事によって、吐くことを恐れるようになる。小学6年生では給食を残さず食べされられたことで、小さな怖さが大きな恐怖になる。人前で食べることを考えるだけで、身体に異変が起きるようになる。
高校2年のとき、友人に誘われた“中華料理店”で、突然、身体に異変が起きてしまった私は、外では食事しないように取り計らい、何とか大学生活に入ります。
大学も、ごはん時を避けた約束、夕飯は自炊で乗り切ろうと考えていました。4月に入り、大学の寮に入ります。寮に到着すると、驚くほど古い建物で、決してキレイではありませんでしたが、私にとっては、古臭い方が落ち着きました。
先輩方に挨拶をしましたが、まだ春休み期間なので、ほとんどの方が帰省していて、先輩もまだ2,3人しか寮にいませんでした。その日、新人は私含めて、3名が入寮。私の部屋に案内され、実家から届いている荷物を片付け、自炊して夕飯を食べ、また部屋を整え、0:00ごろ眠りにつきます。
グッスリ眠っているとき。突然、部屋のドアが響きます。
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