嘔吐恐怖症・パニック障害からの出口、夢への入り口

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恐怖症からの出口と夢への入り口

 
5月13日の「OB会」で、13年振りに面識ない方々との外食をリラックスして過ごせた。家に帰り、爽やかな余韻に浸りながら、苦しんできた過去を振り返る。次の朝、目が覚め、シラフになると「昨日は、たまたま…」という自分が現れる。吐くことへの怖さはまだ消えないが、落ち着いている自分もいる。

OB会が終わった次の週の話。配属された部署の先輩から、週末の飲み会の誘い。

「今週末、飲みに行こうか!」

「(えー! ・・・でも、これからの付き合いもあるので、断れないな…。OB会で上手くいったので大丈夫だろう)」と言い聞かせながら、誘いを受ける。

配属されて半月ほどだが、ほとんど話をしていない方もいる。ある意味、知らない人との飲み会。自己催眠術のトレーニングのとき、その飲み会を想定したイメージを創り上げる。飲み会まで2,3日しかないが、試すしかない。

寝る前に、布団の上で基本姿勢をとる。先生からもらったカセットテープの音声はもう使っていない。自分の頭の中で、暗示して体をリラックスさせていく。リラックス状態になったところで、その先輩方と飲み会で楽しんでいる自分をイメージしていく。イメージしながらも、そのまま寝てしまう。

朝起きる。会社に行く準備をしながら、飲み会のことを考える。以前のように、怖いとあまり感じていない自分に気づく。帰宅して寝る前にまたトレーニングする。

飲み会当日。会社で、先輩から、
「今日、18:30に、○○に集合ね。二次会も行くから…」

いつもなら、恐怖心が芽生え、ソワソワするはず。

飲み会ということもあり、落ち着いているだけなのか??
(相変わらず、自分を疑う私)

仕事中も飲み会のことが気にならない。時間が迫ってドキドキすることもない。
いい感じ。不安は残るが、恐怖を感じるまではない。

当日、17:00の定時を迎え、家に帰り、服を替え、飲み会の店へ。
正直、不安は感じていたが、怖くはない。身体も異変が起きず、落ち着いている自分。

一次会、二次会、両方ともに自分らしく過ごせた。
吐くことへの怖さは残るものの、それを考えても恐怖を感じなくなってきている。
また自信につながる飲み会になる。

1ヵ月に1回は、先輩含め、飲み会に行けるようになる。さらに自信が増していく…。
自己催眠トレーニングは続けていたが、以前のように毎日でなく、週に1,2回ほど。相変わらず意志が弱い私。

小学6年の給食の時間、高校での中華料理店での醜態、大学時のイタリアンレストランでの失態、鮮明に記憶しているものの、思い出しても、もう身体に異変が起きない…。

この方法で本当に治るの? 
半信半疑だった自己催眠術。

平井富雄さんの著書と3年前に出会い、その方法を信じながらも、動けなかった私。切羽詰まって習い始めたものの疑いを持ち続けた私。そんな私が、習い始めて、3ヵ月を過ぎてきた頃から、その効果を実感している。

当時、まだ完治したとは思ってはいなかったが、自分で創り出してきた空想・虚像をやっつけるには、やはり自分の心…。それを信じてきた自分。そして改善している、効果が出ている。

少しずつだが、心に光が射しこみ、その光が確実に広がっている!

恐怖症の出口、夢への入り口に立ったことを実感する。
夢とは、「ごく普通に生活できること。普通に人と外食できること」である。

次回は「恐怖症克服へ向けての最大の課題」をお伝えします。

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