嘔吐恐怖症・パニック障害克服への最大の課題が目の前に…

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恐怖症克服への最大の課題が目の前に!

 
入社2年目。女性がいる初の食事に向けてサボっていたトレーニングを再開。当日、男女2名の4人ではあったが、食事を乗り切れた私。残るは女性と2人きりでフォーマルなレストランで楽しく食事ができること…。恐怖症克服に向けて一番恐怖を感じる場面でも、食事ができるイメージを創ってトレーニングをしてきた。

それが最大の課題。
これができるようになって、初めて嘔吐恐怖症を克服したといえる!

そういう思いで、トレーニングを続けてきた…。とはいえ、職場の先輩(男ばかり)たちと飲み会では、以前のような身体の異変が起きることがなくなり、不安も消えていることもあり、週に1回ほどになっていたトレーニング。2月から習い始めて3ヵ月、OB会での効果が見え、それからさらに1ヵ月ほどは毎日トレーニングをしていた。

飲み会へ平常心で出かけられるようになった私は調子にのり、初心を忘れ、トレーニングは週に1回やるか、やらないかの頻度になっていた。というもの、飲み会に誘われたその時点から飲み会当日までの2,3日トレーニングすれば、落ち着いく自分に気づいていたから。
(もちろん、私が怠けものだということもある…)

車で通勤しているということもあり、突然、その当日に飲み会に誘われることはない。予め約束してからになる。その間、トレーニングすれば大丈夫という感覚になっていた。

平井富雄さんの著書にも書いてあるが、要約すると、“スポーツと同じで、一度からだで覚えたことは二度と忘れない”の通り、4ヵ月くらいほぼ毎日トレーニングしてきたから、体が自己催眠状態の感覚を覚えている。もう毎日、毎日トレーニングしなくてもコツを忘れない…。1,2週間ぶりにトレーニングしても、その感覚は忘れていない。

経緯は除いて…。
テニスをしていた一人の女性とドライブに行く約束をする。初めてのデートでうれしい!その反面、やはり不安がよぎる。いきなりレストランのようなところでランチするのは荷が重い…。万が一、身体に異変が起きるようなことがあったら、もう立ち直れないだろう…。

そこで、少しずつ前に進む方法を考える…。

安心できる屋外で、しかも軽めな食事ができるような場所…。

鈴鹿サーキットに決まる!
(当時、F1観戦にも行っていたこともあり、慣れていることもある)

我ながら、Goodアイデア!

デートの約束をして、当日まであと3,4日。
その間は、毎日トレーニングをした。寝る前の20分ほどの時間を使う。自己催眠状態に入った後、鈴鹿サーキットの店舗でハンバーガーなどの軽い食事を買って、テラスのような場所で、楽しく食事をするイメージをする…。

そして当日。

車の中で、楽しく会話。女性が助手席に乗っているだけ緊張するが、もちろん身体に異変はおきない。でも、ランチどきのことを考えると、

「(大丈夫かな?)」と不安もよぎる。
「(しっかりイメージトレーニングしたから大丈夫。昨年の5月のOB会から、体の異変は起きてないじゃないか!)」自分で自分を勇気づける。

鈴鹿サーキットに到着。

デートにワクワクしながらも、ランチタイムが気になる。
でも、以前あったような暗さはない!空のようにスッキリしている。

そして、
「お腹空いたね」と彼女から。

「(とうとう来た。いよいよだ)」
「売店で、何か買って、あそこで食べようか?」と屋外にあるパラソル付きのテーブルを指す。

次回は「恐怖症克服への大きな課題は乗り切れたのか?」をお伝えします。

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