鈴木 宏明 の記事一覧

「なりたい」はその逆を信じている

「なりたい」はその逆を信じている

  
『 「幸せになりたい」と言う人は、「私は幸せではない」と信じている 』
 
これは、『神さまとのおしゃべり』(「さとうみつろう」さん著 サンマーク文庫)という本の中にある言葉。
 
つまり、「なりたい」ということは、その逆を信じているから「願いが叶わない」ということなんです。
 
あなたは、そう思いますか?
 
『神さまとのおしゃべり』の一部を要約すると。ホント深すぎる話ですね。

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カウンセリング受けて効果なかったらお金も馬鹿になりません

カウンセリング受けて効果なかったらお金も馬鹿になりません

 
「カウンセリングって、保険も効かず、かなりお金がかかります。最後までやって結局効き目がなかったら馬鹿になりません…」
 
この質問って、とてもよく解ります。
 
「自己催眠術」を教えてもらう前に、お金を納めたシーンは今でもよく覚えています。そして「(これだけ払って、もし効果がなかったら…)」という思いも確かに頭にありましたから。ただ、その時はお金よりも、何とか克服したいという焦りの気持ちの方が強かったですが・・・。
 
“お金を使う以上、成果を期待する…”
 
その気持ちはとても解るんですが、それって、解決するまでの時間がかかってしまうんじゃないかと感じます。
 
なぜなら、、、

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恐怖症の症状が軽かったから克服できたんじゃないですか?

恐怖症の症状が軽かったから克服できたんじゃないですか?

 
「鈴木さんの場合、どこまで嘔吐恐怖症は酷かったのでしょうか?」
「症状が軽かったから克服できたんじゃないでしょうか?」
 
と聞かれることがあります。
 
正直なところ、当時、私の症状が
「酷かった」のか「軽かった」のか、それは判りません…。
 
ただ、
「酷い」、「軽い」に分けることが、ご自分に『裏の暗示』をしているような気がします。「酷い」、「軽い」って考えることは一般的なあることですが、病気の場合、ちょっとした危うさが含まれていると思うんですね。

そんな話をお伝えします。

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「自己催眠術」で恐怖症が良くなるという確信が持てません

「自己催眠術」で恐怖症が良くなるという確信が持てません

 
「『自己催眠術』も個人差があるということなんでしょうか?? いまいち、私には呼吸法や全身弛緩で恐怖症が良くなるという確信が持てません」
 
このような質問を受けました。
 
「確信が持てません」と感じるのはその通りですね。
 
正直言いまして、その質問に対して「こういう理由だから確信を持ってください!」と言うつもりはまったくありません。
 
なぜなら、、、

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自己催眠術セッションのQ&Aと3つの大切な注意点(復習)

自己催眠術セッションのQ&Aと3つの大切な注意点(復習)

私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで説明してきました。
前回、ステップ7までの説明が終了しました。

今回は、
聞かれた質問と、大切な3つの注意点をもう一度復習させていただきます。

【セッションを進める上でのQ&A】

<質問1>
◆セッション中に、例えば顔がかゆくなったとき、くしゃみが出た場合はどうすればいいですか?

<答え>
・体のどこかが、かゆくなったら、ゆっくり手を動かして、掻いてもらっても大丈夫です。掻き終わったら、手をゆっくり戻して、そのままセッションを続けてください。くしゃみがでたときも気にせず、そのままセッションを続けてくださいね。セッションを最初からやり直す必要はありません

・セッション中、蚊やハエが飛んで、集中できないときは、途中でも一旦、「ステップ7:催眠を解く(終了動作)」を行ってセッションを終了してください。虫を追い払うなどしてから、最初からセッションをやり直してくださいね。

・セッション中、トイレに行きたくなってしまった場合も、「ステップ7:催眠を解く(終了動作)」を行って、セッションを終了してください。再度セッションを始めるときは、最初からやり直してくださいね。

<質問2>
「ステップ4:【全身弛緩】暗示をしながら、全身を順にほぐしていく」を行っているときに、どんな状態になったら、「催眠状態」になっているのかの感覚がよく判りませんが・・・。

<答え>
・正直に言って、言葉での説明では判りづらいかと思います。そこはすみません…。
同じ説明ですみませんが、ステップ4の弛緩を、頭(額)から足に向かって順番に暗示をして行っていきますが、暗示がすべて終わった後は、身体が以下のような状態になるんですね。

1、全身が重く、全身が布団にめり込んでいる感じ(これは筋肉が弛緩されているので、そう感じます。ダルい感じと捉える方もいます)
2、両腕が温かく感じる(私の場合、この感覚は起こらない)
3、心臓が小さく穏やかな鼓動に。呼吸がゆっくり静か。
4、お腹(みぞおち)が温かく感じる(私の場合、暗示すればそうなる)

全身がリラックスしているので、身体が重く、温かく、もの静かになっている感じですね。”眠る”手前の状態ですね。そういう感じになったらこれが「催眠状態」と考えてください。最初は「わざとらしく」でOKです。そう受け止めてください。

【「自己催眠」を行う上で、もう一度意識してほしい大切な3つのこと】

1、 結果をすぐに求めず、焦らないでください

・2,3日で実感する方もいますが、1、2週間かかる方もいます。元々、即効性がある方法でなく、身体で覚えて自然治癒力を使う方法なので、すぐに結果はでません…。
  
2、 暗示しているときは、「わざとらしく」でいいので、そう感じるように努めてください。

・例えば、「(両腕が楽ーになる…)」と暗示しているとき、とくにトレーニングを始めたばかりの頃は、「(楽になっている…)」とそう思ってください。
 
3、 暗示しているときに、否定せず認めてしまいましょう

・例えば、「(両腕が楽ーになる…)」と暗示しているとき、楽になった感覚になっても「(これ違うよな)」と思わずに「(これがそんな感じなんだ)」と受け入れてしまいましょう。

難しく考えず、気楽な気持ちで「自己催眠」トレーニングを続けていただければ…、です。
 

「自己催眠術」解説⑪ステップ7『催眠を解く(終了動作)』

「自己催眠術」解説_催眠を解く(終了動作)

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は11回目。ステップ7「催眠を解く(終了動作)」について説明します。
ステップとしては最後の説明になります。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ7『催眠を解く(終了動作)』です。これは以前、「自己催眠術」解説③でもお伝えした内容と同じですが、もう一度、ステップ7としてお伝えします。
 

ステップ7催眠を解く(終了動作)

 
下記の2つのケースでは、必ず「催眠状態を解く(終了動作)」を行ってくださいね。

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「自己催眠術」解説⑩ステップ6『オリジナルイメージ創り』

「自己催眠術」解説_オリジナルイメージ創り

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は10回目。ステップ6「オリジナルのイメージ創り」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ6『【オリジナルのイメージ創り】(必要に応じて)』です。これは「自己催眠」の「応用」になるステップです。
 

ステップ6(【個別のイメージ創り】必要に応じて。やらなくてもOKです)

 
ステップ6は、特別なトレーニングというか、カスタマイズされた応用の方法になります。ステップ5までの基礎トレーニングを続けることでも、さまざまな効果を感じられるかと思います。

ですので、ステップ6は、やらなくてもいいんですが、私が嘔吐恐怖症、外食恐怖症を克服するときは、このステップを行ったので説明を加えておきます。

ステップ6を、簡単にいうと、、、

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「自己催眠術」解説⑨ステップ5『催眠状態の確認方法』

「自己催眠術」解説_催眠状態の確認方法

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は9回目。ステップ5「催眠状態の確認方法って?」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ5『【状態確認】(催眠状態に入っているか?の確認)』です。

ステップ5【状態確認】(催眠状態に入っているか?の確認)

率直に申し上げて、、、
「この感覚って、はたして催眠状態なんだろうか?」って、良くわからないと思うんですね…。だから、2,3日でトレーニングを諦めてしまう方もみえます。でも、2,3日で上手になるスポーツや楽器ってないですよね。

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「自己催眠術」解説⑧ ステップ4『全身を順にほぐす』

「自己催眠術」解説_全身をほぐす

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は8回目。ステップ4「全身弛緩」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ4『全身弛緩』。暗示をしながら全身を順にぼぐしていきます。

これが「催眠状態」に入り、心も身体もリラックスさせる方法になります。

 

ステップ4【全身弛緩】暗示をしながら、全身を順にほぐしていく

あなたは今、ステップ1~ステップ3で説明したように、
ベッドや布団の上で『あお向け姿勢』で、両手が腰の横に置かれて、目を閉じています。風船をイメージした呼吸を終え、落ち着いた状態で、普通に鼻から吸って、鼻から出す呼吸をしているはずです。

自己催眠_全身弛緩

そのまま状態から、『ステップ4:全身弛緩』に入っていきます。

セッションの時間の目安も記載しますが、時間はおおよそで大丈夫です。秒数に意識をとられないようにしましょう。

【ステップ4:全身弛緩_全身を順にほぐしていく】

・時間の目安:全体で10分くらいのイメージ。

◆『暗示によって、頭の上から、足の先までをほぐしながら、
リラックス状態を深める』

頭の中で下記の言葉をゆっくりと暗示しながら、力を抜いていってください。
その身体の部位を意識しながら、上から順番に2、3回です。呼吸は「鼻から吸って鼻から出す」通常の呼吸です。

1、「額の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
2、「目の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
3、「首の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
4、「肩の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
5、「両腕の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
6、「胸の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
7、「お腹の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
8、「背中の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
9、「腰の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
10、「お尻の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
11、「膝の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
12、「足の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示

暗示をかけながら、全身を順番にほぐしていきます。

次第に、眠る手前の状態、「催眠状態」に入っていきます。
このとき、脳にα波が現れます。心も身体もリラックスしている状態です。

腕や足などが、ドーンと重くなった感じやダルくなった感じがしたり、温かく感じたりします。お腹が温かく、時には熱く感じることもあるでしょう。身体の重みで、身体が布団にめり込んでいるように感じるときもあるでしょう。

以上が、『ステップ4:【全身弛緩】全身を順にゆるめていく』の説明となります。

このステップ4で、催眠状態が深くなり、心も身体もリラックスして、脳からα波が出ている状態になるんですが、、、
 
問題は「催眠状態」がどんな感覚なのかが、最初のうちは、つかみづらいかと思います。
 
脳波計があれば、脳波から出されているα波が検出できるので、そのときの身体の感覚が「催眠状態」ってわかるんですが・・・。
脳波計でα波が測定できると、音で知らせてくれるので、全身がリラックスしている感じがつかめます。

最近『muse:ブレイン・センシング・ヘッドバンド』という脳の状態が、
音と波形でみられる商品を見つけたので、それで、
「催眠状態」が見えるのかを調査しています。

このブログにも投稿しましたが、
「催眠状態」が判りそうだという結果が出ています。
 
通常状態(目を開けてスマホを触っている状態)から、
自己催眠を使ってリラックスしている状態に入るとその違いが出ました!

通常状態と自己催眠状態と脳波比較結果その2

「催眠状態」を感覚でどう感じるのか? については、
『ステップ5:【状態確認】(催眠状態に入っているか?の確認)』で説明しますが、言葉では解りづらいかと思います…。すみません…。

もし、これまでのステップを実施しているところで、そのまま寝てしまったとしても大丈夫!です。気にせず寝てください。トレーニングを続けていると、睡眠の質が良くなることに気づくはずです。これも1つの効果です。

次回は「ステップ5『催眠状態の確認』(催眠状態に入っているのか?)」について説明します。