あなたはどのようなキッカケで恐怖症という悩みを抱えることになったんでしょうか?
恐らく、突然のキッカケでそうなってしまったんじゃないかなっと思いますが…。
私が嘔吐恐怖症になったキッカケ、それは1975年の小学4年生のときの夜、突然襲ってきたんです。
その日は異常なくらいに食欲があったんですね。18:30くらいに、いつも通りに夕飯を食べたんですが、なぜか21:30くらいに、またお腹が空いたんです。当時珍しかった“冷凍たぬきうどん”を母が買っていたため、それを作ってもらい、22:00ごろ、満腹に喜びを感じながら布団に入りました。
何時間か寝たとき、突然、全身がゾクッ、ゾクッとして、パッチリ目が覚めました。急に胸がムカムカし、その瞬間、オエッと布団の上に吐いちゃいました。身体は全身を使って食べたものを外に出そう出そうと必死な感じ。寝る前に食べた量も多かったせいか、ほとんど呼吸する間もなく、5,6回吐き続けたと思います。終わったあと「はぁ、はぁ」と全身で深い呼吸をしていました。2階から降り、母に布団を変えてもらい、また就寝しました。
夜中の2時ごろ、また同じことが起きました。「もう勘弁して」と思いながらも、今度は母が準備した洗面器の中に。2回目もとても苦しいものでした。「これ以上やめて」という思いでしたね。息苦しさが収まり、身体が落ち着いたところで、また就寝。そして、朝4時ごろ、第3回目が来てしまいました。胃液を出し尽くすところまできました。「なんで、こんな思いをしなければならいんだ・・・」。
なぜ、その夜、そんなことが起きたのかはわかりませんが、身体が異質なものを拒否している感じでしたね。朝を迎えたとき、全身が疲れた感じが残っていました。さらに、吐くことへの怖さも頭の中に残りました。
まさか、その日を境に、それから13年もの間、その恐怖症で苦しみ、悩まされ続けるとは思ってもみませんでした。同じ恐怖症で悩む方の中には、「小学6年生の給食時間、目の前にいた人が吐いたのを見てから恐怖症になってしまいました」と、他者の原因によって恐怖症になってしまう場合もあります。
何事もなく、ごく普通に生活しているにもかかわらず、突然のキッカケで頭の中をよぎった不安や怖さが、時間が経つにつれ恐怖症に発展してしまうんですね。私の場合、人前で食事をする場面になると、今でいうパニック症状が起きてしまうまでになってしまいました。
恐怖症って、ウィキペディア(Wikipedia)で種類を調べると、200種類もあるんですね。
閉所恐怖症、高所恐怖症、対人恐怖症、赤面恐怖所、視線恐怖症、広場恐怖症、飛行機恐怖症、広場恐怖症、動物恐怖症・・・。私が知らなかった恐怖症として、色彩恐怖症、数字恐怖症、知識恐怖症などもあるくらい多種になっているんですね。
でも、その恐怖症になってしまった方にとっては、一大事のこと。経験上、間違いなく、人とのお付き合いに悪い影響が出てしまいます。行動範囲もどんどん狭くなってしまうものです。さらに「なんで自分はこんな目に遭わなければいけないんだ! 自分はダメだ!」と自分自身を責めることにもなって、次第に自信を失ってしまうものです。
あなたには、今からでも慌てずに改善していってほしいですね。
恐怖症を改善して、輝く未来を手にするためには、あなたに合った改善方法を探すしかないかと感じます。私の場合、運よく、薬に頼らず、嘔吐恐怖症を克服する方法と出会うことができました。今では、普通に外食もできます。旅行、飲み会など普通に約束できるようにもなりました。克服してから32年以上経ちますが、再発もしていません。その方法と出会い、体得しました。
これから、あなたも勇気を出して、改善への一歩を踏み出して、輝く未来を手にしませんか。