「フォースのバランス」とストレス解消との関係

  • LINEで送る
フォースのバランス」とストレス解消との関係

映画スターウォーズの中で
『フォースのバランス』という言葉がでてきます。
 
私の勝手な解釈ではありますが・・・。スターウォーズの場合、
フォースの善と悪のバランス、つまり人間の心の中の葛藤を表現しているのかと考えています。
 
人生は常に選択を強いられますよね。どっちへ行こうかと迷いながらも、決断して選択する…。その心の葛藤が、スターウォーズでいうジェダイとシスではないかと考えています。紙一重で、どちら側にも行けてしまう…。
 
ストレスも考え方によって、ストレスに感じなかったり、ストレスと感じたりするものではないでしょうか。そのバランスが崩れると、憂うつになったり、身体に異変が起きるようになったり…。
 
なぜストレスが続くと、身体に異変を起こすようになるんでしょうか?

ちょっと堅苦しい話になりますが、自律神経の働き、そのバランスを知っておくと、トレーニングのときに
「(こういうことを言っているのか!)」と理解しやすくなると思います。
 
私の場合、吐くことへの恐れが少しずつ強くなっていき、
給食を残せないという状況に直面してから、人前で食べることを想像するだけでも、、、
 
心臓がドッキン、ドッキンと大きく鼓動する。
頭から血の気が引く。
冷や汗が出てくる。
身体全体に、何ともいえない緊張が走る。
呼吸が小刻みに、荒くなる。
手足の先がピリピリ痺れる。
喉が硬直する
口の中がカラカラに渇く。
胃がキリキリ痛む。
気持ちが悪くなってきて、吐きそうになる。
 
そんなことが、一気に起きるようになってしまいました。それだけではなく、
電車に乗るのも、人混みに行くのも、デパートへ行くときも、怖くなって、
トイレの位置を探したり、その場所からいつでも逃げられるようにしたりしていました。
 
このように、人は、将来への不安、人間関係の悩み、仕事でのプレッシャーなどのストレスが溜まってくるといろいろな問題が身体に起きてしまうようになることがあります。
 
私のように、人前で吐くことへの不安によって、自律神経のバランスが崩れて、心だけなく、身体へも異変を起こしてしまうかもしれません。

自律神経って、我々ではコントロールできない内臓の働き、例えば、消化、心臓の鼓動、呼吸、体温など、体の中の環境を整える神経です。
 
自律神経のおかげで、意識しなくても食べたものを消化したり、汗を出して体温を保持したり、呼吸をしたりすることができます。
 
自律神経は2種類の神経に分けられます。
「動」の働きをもつ『交感神経』と「静」の働きを持つ『副交感神経』です。それぞれ、反対の働きを持ちます。
すでにご存じかと思います。
 
交感神経は、活発な働きをコントロールします。
例えば、好きな女性と会話するとき、緊張して心臓がドキドキしますよね。緊張すると、交感神経が優位に働きます。(こういう緊張は歓迎ですが…)
 
副交感神経は、心や体を休ませるようにコントロールします。
主に寝ているときに働き、身体の緊張をほぐして、リラックスさせるように働く役目があります。
 
心身を活発にする交感神経と心身をリラックスさせる副交感神経のバランスによって、身体の健康が保たれるんですが、そのバランスが崩れ、交感神経が活発になり過ぎると、緊張状態が続き、あれこれ問題が起きるようになってしまいます。その原因といわれているのが、将来への不安、人間関係の悩み、仕事でのプレッシャーなどのストレスです。
 
今の時代は、常に緊張状態を強いられる世の中です。副交感神経の働きを促すことがより大切になってきます。そのためには、しっかりと睡眠を取る、音楽を聴くなどして落ち着いてリラックスした状態を作り出していく必要がありますね。
 
とはいうものの、
強いストレスよって、眠れなかったり、音楽を聴いたりする気にもならないし、落ち着いてもいられない。そう簡単にはリラックスできる状態なんて、作り出すことはできませんよね。
 
自発的に、それができるのが「自己催眠術」なんですね。
 
緊張や興奮で、活発になっている交感神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にしながら、それぞれの神経のバランスを自分でコントロールできるスキルが自己催眠術と考えてくださいね。
 
これからはストレス過剰時代です。
 
まずは、自分の力で、交感神経、副交感神経のバランスをコントロールできるようにしていかないと不安と恐れにやられてしまう時代になると思いませんか。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*