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「ヒプノセラピーによって、
落ち着けるようになり、穏やかに
暮らせるようになってきたと思います。
しかし、
もし、パニック状態になったとき、
落ち着いた状態にもっていけるのか心配…。
相変わらず、情けない私です」
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このようなメッセージをいただきました。
そこで、今回は、
『恐怖症を克服してための、
今すぐできるシンプルな思考法』
についてお伝えします。
この思考法は、シンプルですが、
恐怖症を解消していくためにも、
今後の人生を好転させていくためにも
とても大切な思考法です。
さらに、なぜその思考法が必要なのかの
メカニズムもお伝えします。
結論から言いますと、
『日常的に、気分が良くなることや
楽しいことを考える習慣を身につける』
です。
「当たり前すぎですよ！」
とお叱りを受けるかもしれませんが、
まずは、そのメカニズムを聞いてくださいね。
それが、とても重要だと私は考えています。
率直に申し上げますが…、
あなたが今現在、
目にしている人生は、
子どものころから習慣になっている
『物事の考え方』
『物事のとらえ方』
によって創り出されています。
その大半は、あなたが
生きていく上で、とても役に立つものです。
しかし、
中には、あなたが望んでいることを
妨げてしまう場合もあるのです。
例えば、
「私の人生は悪いことばかり…」
「私はダメな人間…」
「私にはできない…」
など、日ごろからそう考えていると、
「私はそういう人間です」と
自分自身で宣言しているようなものです。
『思考は現実化』します。
それでは、逆に…、
考え方をポジティブにして、
「幸せなこともたくさんあるな」
「私にはできるんだ」
「私もいいところがたくさんあるな」
など、
気分が良くなること、楽しいことを
考えればいいのか、というと、
それでは、「不十分」…です。
どういうことなのでしょうか？
人間は、１日に頭の中で
１万回以上も自分自身と会話しているそうです。
頭の中で、思い浮かべる独り言やつぶやきは、
すべて『暗示』になり潜在意識に影響を与えます。
気づいていないようで、いつも
私たちは、繰り返し『暗示』をしています。
そうであるなら、
『ポジティブな暗示』に変えて、
「私は幸せ」
「私はできる」
「私もいいところがたくさんある」
と暗示をつぶやいたとしても、
心の中では、
「こんなことで人生が変わるわけがない」
「そんな簡単にはいかない」
「そんなこと信じられない」
と、同時に、
『ネガティブな暗示』もつぶやいているのです。
『ポジティブな暗示』
『ネガティブな暗示』
同時に、２つの『暗示』をしたら、
どちらの方が現実化されるでしょうか？
それは、
『ネガティブな暗示』です。
なぜなら、
『ネガティブな暗示』が、今までの
あなたの人生を支配していた考えだからです。
これは、あなただけの問題ではありません。
人間は本能的に、先に、ネガティブなことや
怖れや不安を考えてしまう生き物なのです。
人間は、頭の中で、１日に１万回以上も、
自分自身と会話していると言いましたが、
『ポジティブな暗示』を、１日１回、
じっくりと唱えたとしても、残りの時間、
ネガティブなことばかりを考えてしまうと
『ネガティブな暗示』が勝ってしまう…、
ということです。
『ポジティブな暗示』を意識的に
つぶやく時間を作ることも大切なことですが、
それ以外の残りの時間を、自分自身と、
どのような会話をするのかも大切なのです。
人生を望み通りに変えていくためには、
最初は、“わざとらしく” でいいので、
『気分が良くなること、楽しいことを
考える回数をどんどん増やす』
です。
それを意識的に続けることによって、
それが習慣になります。
考え方もポジティブに変わっていき、
言動もポジティブな方向に向います。
それによって、人生のあらゆる場面で、
あなたの望むような結果が必ず生まれます。
ですから、
『日常的に、気分がよくなること、
楽しいことを思い浮かべる回数を増やす』
これが、
恐怖症を克服していくためにも
人生を望み通りに変えていくためにも、
シンプルですが、とても大切な思考法なのです。
もしかしたら、
あなたは、今この時点で、
「それでは人生変わらないですよ」
「そんなに簡単なことではないですよ」
と思われているかもしれません。
もし、そうでしたら、
今が、最初のチャンス！
その『ネガティブな暗示』を
「今から、気分がよくなること、
楽しいことを考える回数を増やす！」
に変えていく最初の一歩になりますよ(笑)。
１つだけ注意点をお伝えします。
不安や怖れを感じているときは、
身体が、戦闘モードに入っているため、
ポジティブな暗示をしても効果はありません。
人間は、２４時間、不安や怖れが
続くことはありませんので、
それ以外の、気持ちが落ち着いているときに
「気分がよくなること、楽しいことを考える」
これを意識してくださいね。
