アメリカの有名なイタリアンレストランにて、あわや身体に異変が起きそうだったが、1,2分集中して自己催眠術を使い、ピンチから脱した私。
それからはどうなっているのか?
1988年2月に自己催眠術を習いはじめ、半信半疑のままトレーニングは続けた。3ヵ月後の会社でのOB会で、自己催眠術の効果に驚く。たまたまではないかと思いながらも、今までのような異変が身体に起きなかったため、さら1ヵ月くらいはほぼ毎日トレーニングをした。
飲み会、女性との食事など、食事に関する予定が入るとトレーニングするくらいだった。それでも、スポーツと同じで、体で覚えたことは忘れないもの。成功体験を続けながら、普通の生活を手に入れる。しかし、欲はそれで終わらない。
アメリカ生活!
アメリカでの旅行先で、「あわや」異変が起きそうだったが、1,2分の集中し、自己催眠術で乗り切る。
帰国後、再就職、結婚を経て2019年ももう終わり。
自己催眠を習い、体得してから32年になる。アメリカから帰国後、飲みすぎや胃腸風などで、家で吐くことも何回かあったが、小学4年のときのように怖さを引きずることもない。再発もしていない。毎日トレーニングすることもない。不安を感じた時などに自己催眠術は重宝する素晴らしい手段。
自己催眠術に出会っていなかったら、私が、今、この世に存在しているかすら怪しい。
1988年3月の自己催眠術最期のセッション以降、32年間、恐怖症でのカウンセリングや医師の診断などはまったく行っていない。もちろん、薬も服用したこともない。習得してからは、自分の力だけですべて乗り切っている。
自己催眠術は大きな武器。私の経験上、気持ちのゆとりを生み、安心感、行動力、ストレス低減、睡眠など、多岐に渡って応用できる方法であった。平井富雄さんの著書に本に書かれている効果を生む。決して大げさではなかった。まさにその通りだった!(もちろん、本に書いてあるすべての恐怖症を私が経験したわけではないが…)
私は吐くことへの怖さが、体をも蝕み、食事の場面などで身体に異変が起きるようになってしまった。今ならパニック障害と診断されると思う…。心臓がドッキンドッキン鼓動し、手足の先はピリピリ痺れる。喉は硬直し、口の中はカラカラに渇く。頭から血の気が引いていく感じがわかり、額に冷や汗がにじみ出る。気分が悪くなり、吐き気を催す…。気合いや強い思いでは、この悪循環を断ち切ることができなかった。
言葉にしても、思い出しても、もう身体には異変が起きない。
自己催眠術の一番スゴいところ。平井富雄さんの著書から抜粋すると、、、
『自己催眠術は即効薬ではない。即効薬は長続きしない。しかし、自己催眠術は、一度マスターすれば、その効果が、一生消えない。あなたは、もう何も心配することはない。…(中略)…何回も練習し、自己催眠術を実行すれば、自分でも見ちがえるほどの、明るく、ほがらかな自分を発見するだろう』
-『自己催眠術 劣等感からの解放・6つの方法』(平井富雄 光文社)から抜粋 –
面識はないけど、自己催眠術の存在を教えていただいた平井富雄先生に感謝。
実際に自己催眠術を教えていただいた関輝夫さんに感謝。
次回は「自己催眠術をどのように応用しているのか?」についてお伝えします。