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恐怖症克服に向けて、いざ東大病院へ

嘔吐恐怖症克服のために東大病院へ

 
平井富雄さんの『自己催眠術』に書かれているように自己催眠術の訓練を開始する!嘔吐恐怖症克服へ向けて動き出したとはいえ、催眠状態ってどんな状態? 恐怖症克服へ向けて、東大病院へ腑に落ちる方法に違いないけど、その感覚、コツがつかめない!

そして、、、ある行動に。

『自己催眠術』の本に、平井富雄さんは東京大学講師で東大病院の精神科に勤めている紹介が載っていた。ということは、東大病院に行けば、平井富雄さんに会えるかもしれないと考えた。当時、南品川のアパートに住んでいたので、御茶ノ水にある東大病院へはすぐに行ける。

でも、1つ大きな問題が立ちはだかる!

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嘔吐恐怖症克服へ向けて、訓練スタート!

嘔吐恐怖症克服に向けて訓練スタート

平井富雄さんの『自己催眠術』に書かれているように自己催眠術の訓練を開始する!

まずは「練習場所」。
静かで落ち着ける場所で、訓練中、同じ姿勢が保てること。これはまったく問題ない。東京に住んではいたが、周りは静かな環境で、大丈夫。

次に、「姿勢」。
本には3つの基本姿勢の写真が載っているが、布団の上に「あお向け」で決まり。これも大丈夫!

そして、
訓練に入る前に、「催眠を解く方法」を先に知っておく。いきなり訓練を始めても解く方法が分からないとマズい感じ。これも解説があり、簡単にできること。大丈夫!

さらに、「練習中の心構え」を頭に入れる。言葉で考えるのではなく、実際にそう感じるようにつとめるとの記載。これも大丈夫!

そして、訓練スタート!

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恐怖症は自分が作り上げた○○?

恐怖症は自分で作り上げた虚像

自己催眠中の脳波は、酒を飲んで、ほろ酔いかげんになったときの脳波の型とも似ている。ほろ酔いかげんのときは、快い気分と遠慮のとれたくつろいだ気持ちになるものである。…これは、まさに自己催眠中の状態と同じである。』
-『自己催眠 劣等感からの解放・6つの方法』(平井富雄 光文社)から抜粋 –

『自己催眠術』に書かれている平井富雄さんのお言葉は腑に落ちることばかり。

私なりに解釈してみると
「薬ではなく、自分の心の力を使って、ほろ酔いと同じくつろいだ状態になれる方法。ただし訓練が必要」

確かに、お酒を飲んで酔いがまわってくると不安や恐怖が徐々に消え、リラックスできる自分がいる。

これが嘔吐恐怖症の克服へつながる方法だと直感する。

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恐怖症克服へ手応え! 驚きの記述を発見!

恐怖症克服への手応え

 
吐くことへの恐怖、人と食事をする恐怖。何とか慣れた仲間と居酒屋へ行くことができるように。お酒を飲んで、酔いがまわってくると、不安や恐怖が引いてくることを知る。ヒントを探しに書店へ。そこで目に飛び込んできた一冊の本、『自己催眠術』。立ち読みして5分もしないうちに、今、自分が抱えている問題はこういうことなんだ!という記述に驚き。すぐにレジへ…。

紀伊國屋書店はスゴいな! 1時間かけて新宿まで来た甲斐があった!

急いで部屋に帰り、シーンと静まった部屋で、
興奮しながら『自己催眠術』を最初のページから読み進める。

早く知りたい!

何とか、その本から希望の光が見えれば…。恐怖症克服の糸口になってくれ…。

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嘔吐恐怖症克服への糸口になる出会い

嘔吐恐怖症克服への糸口

 
吐くことへの恐怖、人と食事をする恐怖。何とか慣れた仲間と居酒屋へ行くことができるようになったものの、恐怖症によって、普通の生活すら影響が出てしまう・・・。そして大学2年のある日。イタリアンレストランで、高校2年と同じ失態が発生し、親友を失う羽目に。

何とかしないと!
考えても、どうしていいのか? まったくわからない、まったく進まない…。

大学生活で、お酒を飲み、酔えば不安や恐怖が引いて、リラックスできると知ったが、慣れた仲間となら…と限定される。そんな仲間と外で食べるとすれば居酒屋に限定されていた。

お酒を飲んで、酔いがまわってくると、不安や恐怖が引いてくることが、何かヒントにならないのか?

ヒントを探すしかない。
ヒントになるような本がないだろうか?

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嘔吐恐怖症のせい・・・、大きすぎる代償

恐怖症によって親友を失う

 
吐くことへの恐怖、人と食事をする恐怖。何とか慣れた仲間と居酒屋へ行くことができるようになったものの、女性とお付き合いできない、食事付きのバイトができない私。恐怖症によって、行動範囲が限定され、普通の生活すら影響が出てしまう・・・。友人との騙し騙しの約束もこれ以上…。

私が、欲しかったもの、手に入れたかったもの、

ごく普通の生活・・・。
『どこでも、誰とでも食事ができる生活』

それだけ。

でも、
どうやって恐怖症を克服できるのか? 
どこの誰が、その方法を知っているのか?
恐怖症を治せる方法が果たしてあるのか?

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恐怖症になっていなければ・・・。欲しいものはコレだけ!

恐怖症になっていなければ・・・、欲しいものはコレ!

お酒を飲んで酔うと気分が楽になる。居酒屋なら食べる量など誰も気にとめないから、さらに楽になることが解った私。恐怖症改善への何かのヒントになるんじゃないかと感じはじめていた。

しかし、それはあくまで知っている仲間に限定されていた。

同僚から、合コン(他の大学の女性との飲み会)に何度か誘われたが、受けるのが怖い自分がいた。
「ごめん。オレ、そういうの苦手なんだ。女性は苦手なんだ」と、大ウソ(?)をついて、合コンは避けた。正直言うと、もし合コンへ行って身体に異変が起きたらどうしようと恐れたから。

妄想にすぎない話だが・・・。
もし合コンに行って、酔いの力で身体の異変が起きず、楽しい時間を過ごせました、そこに意中の女性がいたとする・・・。だとしても次のアクションに進めないから。何人かでドライブに行こうとしても、二人で会いたくても、吐くことが怖いから、食事できない。僕には越えられないハードル。

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嘔吐恐怖症克服へのヒントを発見?

嘔吐恐怖症克服のヒントを発見?

恐怖症そのものは、まったく改善されないけど、大学の寮でお酒を飲まされ続けているうちに、お酒で酔うと身体がリラックスして、不安や恐怖が徐々に治まっていく感覚に気づく。これは大きな発見。

4月第3週の新人歓迎コンパが終わると、寮の先輩は、お酒の一気飲みを強要しなくなる。それは、
「最初に酒の怖さを知っておいた方がいい」と。なるほど!

寮内では、毎晩どこかの部屋で何人かが集まって、楽しくお酒を飲んでいるのが当たり前の風景。酔っぱらい、楽しく騒ぐ。時には、しみじみと語り合うこともある。お酒を飲む楽しさ、良さが見えてくる。そうしている内に、自炊して自分の部屋で夕飯を食べていた私も、他の部屋で食べ物を食べることに恐怖を感じなくなっていく。

とはいうものの、吐くことへの恐怖は残るまま。

ある日の夕方、先輩から
「今日は久しぶりに外へ飲みに行くぞ!」と居酒屋へ誘われる。ヤバい!外食だ!

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恐怖の新人歓迎コンパと8年振りの嘔吐

恐怖の新人歓迎会

大学の寮に入寮したその深夜、酔った先輩たちに起こされ、ウィスキーを一気飲みさせられ、新人歓迎コンパの概要を聞かされた話しを前回しました。

「第3土曜日の新人歓迎コンパ、楽しみやな。オマエら、そん時、ドンブリで日本酒一気飲みしなあかんで。ゲロゲロ吐くまで飲まされるでっ」

この話が鮮明に頭に残る。ウィスキーの酔いがまわる。
その話で、ビビっている状態なのに、身体は異変を起こさない!
意外。不思議な感覚。酔うことで気分が楽になっていることに気づく。

朝4時くらいにお酒がなくなり、飲み会はお開き。3週間後の新人歓迎コンパにビビりながらも、気分良く、布団に入る。

朝、10:00ごろ目が覚める・・・。

先輩たちが話していた新人歓迎コンパの話を思い出すだけで、怖くなる。どんぶりで日本酒を一気飲みしたら、間違いなく吐くだろう。そう考えるだけでドキドキ、怖い。

「(急用で実家に帰らなければならないとウソをついて避ける?)」
「(1年生で話し合って、歓迎コンパはボイコットする?)」

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恐怖の寮生活がスタート、でも意外で不思議な感覚が…

恐怖の大学寮生活と不思議な感覚

 
小学4年のある日の出来事によって、吐くことを恐れるようになる。小学6年生では給食を残さず食べされられたことで、小さな怖さが大きな恐怖になる。人前で食べることを考えるだけで、身体に異変が起きるようになる。

高校2年のとき、友人に誘われた“中華料理店”で、突然、身体に異変が起きてしまった私は、外では食事しないように取り計らい、何とか大学生活に入ります。

大学も、ごはん時を避けた約束、夕飯は自炊で乗り切ろうと考えていました。4月に入り、大学の寮に入ります。寮に到着すると、驚くほど古い建物で、決してキレイではありませんでしたが、私にとっては、古臭い方が落ち着きました。

先輩方に挨拶をしましたが、まだ春休み期間なので、ほとんどの方が帰省していて、先輩もまだ2,3人しか寮にいませんでした。その日、新人は私含めて、3名が入寮。私の部屋に案内され、実家から届いている荷物を片付け、自炊して夕飯を食べ、また部屋を整え、0:00ごろ眠りにつきます。

グッスリ眠っているとき。突然、部屋のドアが響きます。

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