恐怖症になった私が小学6年の6ヵ月でどれだけ変わったのか

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恐怖症になった私の6ヵ月の変化

小学6年生の給食での出来事によって、心の中だけだった嘔吐への恐怖が、当たり前のように身体に異変が起きるようになってしまいました。

6年生になって、5月から給食を残さず食べなさい!と言われ、おかずを食べ、牛乳は一気飲みするまでは何とかできたんですが、パン2枚がなかなか喉を通ってくれません。給食時間にとどまらず、昼休み、掃除の時間まで、担任の監視のもと、パンを喉に通すことができませんでした。

こんな毎日を送っていたこともあり、給食時間が近づくにつれ、
頭から血の気が引き、額から冷や汗が垂れ、ドッキンドッキンと聞こえるほど激しく心臓が鼓動する。口の中がカラカラに渇き、喉が硬直する。呼吸が小刻みに早く荒くなる。手や足の先がピリピリとシビれてくる。胃がキリキリ痛む。吐きそうな気分になる、、、

身体に、そんな異変が起きるようになってしまいました。

次第に、身体の異変は、日曜日の午後過ぎてからも起こるようにもなりました。

「明日からまた給食が始まる…」と考えただけで、身体は反応し、異変が起きます。

日曜日の夕方6時(確か)に「タイガーマスク」を放送していましたが、そのエンディングの寂しい曲を聞いただけでも、気分が一気に憂うつになって、身体に異変が発生するようにもなりました。
(今は、「ちびまる子ちゃん」のエンディングで、憂うつになってしまう方もお見えになるそうですね)

完全に恐怖症になっちゃって、心も身体もドンドン沈んでいくばかりです。

6年生の5月、担任から給食を残さず食べるように言われ、6月くらいから、身体に異変が発生するようになりました。それから、私はどんな風に変わってしまったかというと、

吐くことへの恐怖はますます強くなり、
食べることへの恐怖もますます強くなり、
身体への異変は毎日起こり、
人の視線も怖くなり、
野球少年団は退団に追い込まれ、
家族とであっても怖くて外食できない、
旅行にも行けない、
電車のような逃げ場のない空間にいるのが怖い、
電車に乗るときは、駅ですぐに降りられるように扉の横に立ち、
人混みに行くのも怖い、
デパートや本屋などに行くと、まずトイレの位置を確認し、
友人と約束するときは、昼ごはんや夕飯の時間は避け、
友人と出掛けたときも、ごはん時にかかる前に「用事がある」と先に帰り、
外出のとき、飲食店からの料理の匂いで気分が悪くなり、
日曜日の午後から気分が憂うつになり、身体に異変が起き、
もしかすると、ガンか内臓の病気では?と思い「家庭の医学書」で調べることも。

そんな日々ばかり送っていました。

逃げ場もなく、相談相手もおらず、解決策もなく、なすがままの毎日。
行動範囲が狭くなり、友人との約束を避け、周りが信じられなくなっていく…。

こんな生活は本当にもうコリゴリ!
逃げたい! 避けたい! 死にたい!

そう思うようになっていきました。

そして、ある一日を迎えます。
そうです。死のうと真剣に考えた10時間です。
(もちろん、今、生きているので、決断できなかったということです。
 というより、恐怖症よりもっと怖かったんだと思います。)

それは次にお伝えします。

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