嘔吐が怖いのは、あなたの性格や考え方の問題ではありません

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嘔吐が怖いのはあなたの問題ではないイメージ

 
“嘔吐”って、本来、
人が生きていく上で、大切な体の機能なんですね。
 
しかし、
それを怖れるのは、なぜでしょうか?
  
 
結論から言うと、、、
 
あなたの性格や考え方の問題ではなく、
 
 
『人間の本能』・・・
 
だからです。
 
 
今日は、それをお伝えします。
 

 
  
生き物は、
胃の中に毒物のようなものが、
入ってしまったとき、
 
命にかかわる問題になるので、
 
直ちに、
体の外に出さなければなりません。
 
 
 
条件反射的に、体の中から、
外に出す行為が、”嘔吐”の役割です。
 
 
命を守っていくために、
とても大切な体の反応/機能なんです。
 
 
 
では、
 
なぜ、嘔吐が怖くなってしまうんでしょうか?
 
 
人前で吐くことは、
相手に不快感を与えてしまいます。
 
 
では、
 
人に不快感を与えると、
どのような反応が相手から
返ってくるでしょうか?
 
 
 
大人になってしまえば、
 
「体調が悪かったんだな」
「それは仕方ないよね」
「誰でも起こり得ること」
 
など、
非難されることはないでしょう。
 
 
しかし、
幼少期の場合、
 
 
周りから、
「最低・・・」
「気持ち悪い・・・」
「近づかないで」
 
そのような言葉を
言われたり、言いふらされたり、
非難されてしまう場合があります。
 
 
 
そうなると、心の中には、
 
人前で吐くことは、、、

 ・恥をかく・・・
・仲間外れにされる・・・
・嫌われる・・・
 
そんな怖れが芽生えてくるようになります。
 
そして、
 
「そうなったら、どうしよう・・・」
「いざとなったら、我慢できない・・・」
「コントロールできないかも・・・」
 
そんな不安な気持ちが、
怖れに変わってきます。
 
 
やがて、
まだ起きていないことなのに、
 
 
良くない結果ばかりを、
想像してしまうようになってしまいます。
 
 
 
あなた自身の経験でなくても、
周りの人が、そういう扱いを受けているのを
見てしまい、あたかも自分の問題のように
考えてしまうケースもあります。
 
 
 
もし、あなたが、
 
「いつまでも引きずってしまうのが問題・・・」
「クヨクヨするのが問題・・・」
「ネガティブに考えるのが問題・・・」
 
など、
 
自分の性格や考え方がいけないから、
改善していかない・・・

そう考えているなら、、、
 
 
 
それは違います!
 
 
怖れを感じるのは、
 
 
『人間の本能』だから。 
 
 
 
なので、
 
嘔吐を怖れることは、
 
 
人間にとって、
 
 
普通のことでもあり、
自然なことでもあります。
 
 
 
「そうなの?」
 
そう思われるでしょうね。
 
 
 
昔、人間は、
狩りをして生活していました。
 
その周りには、
 
襲ってくる猛獣もいます、
毒を持った動物もいます、
毒をもった植物もあります、
 
 
 
人間には、
「1秒足りとも長く生きる」
という本能が備わっています。
 
 
 
集団から外れる、疎外されることは、
 
一人で狩猟して、一人で食べていく・・・、 
外敵とも一人で闘わなければなりません。
 
 
 
人間は、
虫にも殺されてしまう生き物です。
 
クマやライオンはもちろん、
犬にさえ、1対1で闘うと
人間がやられてしまいます。
 
 
 
狩猟生活時代、
人間が生き延びていくには、
集団で生活しなければなりませんでした。
(現代もそうですが・・・)
 
 
 
集団から外れる、外されることは、
「死」に直面する問題なわけです。
 
 
なので、
 
人間には、
集団から嫌われ、疎外されることを
とても怖れる本能が備わっている
ということです。
 
 
 
集団から外されてしまうかも・・・、
 
 
そのような身の危険を感じて、
 
“嘔吐は怖い”
 
本能がそうさせています。
 
 
なので、
 
 
怖いと感じるのは、
 
特別なことではなく、
自然なこと・・・。
 
 
 
それを踏まえて、
 
嘔吐恐怖・食事恐怖を
改善、克服していってくださいね。
 
 
 
では、どうすればいいのか?
 
 
あなたの性格を変える必要もなく、
過去のトラウマにとらわれる必要もない方法が
この方法になります。
 

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