もし、人目が気になったり、
なんか義務的に考えてしまったり、など
「自分らしさを出せていない」と
思うことがあるのでしたら、
次のような昔話しがあります。
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昔々、山のふもとに「リム」という
女の子が住んでいました。¥
彼女は、スズランの花のように
おしとやかな性格で、また、人の気持ちを
とても敏感に感じる子でした。
なので、
町の人たちの顔色や、まわりの空気を
読むことが得意でした。
けれども、その分、
「これをやっていいのかな?」
「どう思われるかな?」など、
ワクワクすることをしたいという
自分の気持ちよりも、他人の目を
気にしていました。
ある日、村の外れにある「鏡の森」で
不思議な鳥のさえずりを耳にしました。
「ホー…ホー…」
森の奥へ入ると、一本の古い木に、
銀色の鈴がぶらさがっていました。
まるで、スズランの花のような形。
リムがその鈴に手を伸ばすと、
どこからか風が吹いてきて、リムの前に
大きな鏡が現れました。
その鏡には、たくさんの
「リムの姿」が映っていました。
楽しそうに踊るリム、絵を描くリム、
森で思いっきり歌うリム、・・・
笑顔いっぱいの自分ばかりでした。
「これ、全部…私なの?」と、
リムは不思議そうに見つめました。
すると鏡の中から声が聞こえました。
「そうだよ、これはぜんぶ、
“本当のあなた”がやってみたいと
思っていたことさ」
「でも、変に思われたらどうしよう。
どう思われるかが怖くて…」
リムがそうつぶやくと、
風がそっとささやきました。
「人の見る目は、空の雲のように、
いつも形を変えるものだよ。
人も同じ。
リムが笑えば、誰かは笑ってくれる。
でも、笑ってくれない人もいる。
だったら、大切なのは、
『リム、あなた自身がどう感じたいか」
そうだと思わないかい?」
「そうか!」。リムはココロの中が
ポッと暖かくなるのを感じたのです。
次の日から、リムは毎朝、森へ出かけ
鈴の音に合わせてダンスを踊ったり、
大きな木に登って遠くを眺めたり、
泥だらけになって花壇を造ったり、、、
ワクワクすることをやりました。
町の人たちは最初、リムを笑いました。
「リムがどうかしちゃったよ」
でも、次第に、リムの華やかで、
明るい笑顔に惹かれていき、
「自分ももっと楽しもう」
と思う人が増えていきました。
そうしてリムは、
スズランのように静かだけど、
凛として、自分の音を鳴らして
ワクワクしながら過ごしていきました。
おしまい
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私たちも、
『自分の鈴の音』を思い起こして、
ワクワクしながら過ごしていきましょう。
今回は以上です。
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