『とあるサイトをまた見つけました。少し見てもらえませんか? (URL)』
恐怖症で苦しんでいる方からこのような質問を受けることがあります。
何とかしたい!
そういう気持ちがとても伝わってきます。
しかし、この質問、1つ気になるところがありますよね。
それは、、、
『…また見つけました』の『また』です。
私が自己催眠術のやり方をお伝えして、2ヵ月くらいのときですかね。自己催眠術のトレーニングをしながらも1,2件、カウンセリングを受けに行ったようですが続かず、なかなかその方に合った方法が見つからないようでした。
そこで、冒頭の質問が来たと思います…。
この気持ち、とても解ります。
やってみないと自分に合っているのか、合っていないかが解らないからです。
でも、1回か2回やっただけでは、自分に合っているか、合っていないかまでは、なかなか判らないものです。ましてや、今の時代は、インターネットの発展によって、情報がある過ぎるくらいたくさん出てきます。どれが自分に合っているのかを判断するのも大変ですよね。
ですので、
選択肢が多い中から、あなたに合った方法やカウンセラーを見つけるのは本当に大変です。それは、もちろん、あなたの問題でも責任でもありません。
余談ですが、私が恐怖症で苦しんでいた時代は、逆に情報がほとんどなく、マイナーな問題を解決してくれそうな所を探すのが大変でした。たまたま東京に住んでいたこともあり、自己催眠術を教えてもらえそうなところがタウンページに数件見つかったくらいです。嘔吐恐怖症なんて言葉が1988年当時、あったかはわかりませんが、その言葉の存在していたかすら分からない時代です。私にとっては、たまたま選択肢が少なかったことが功を奏したのかもしれません。
話しを戻しますね。
とはいうものの、、、
十数年も苦しんでおられるなら、ぜひ、
3,4ヵ月は1つの方法を信じてみて、その1つの方法に集中してほしいですね。
これがお願いです。
もちろん、カウンセラーと一度会ってみて「(相性が合わないな・・・)」という場合は、我慢せず1回きりにした方がいいですね。
相性がそんなに気にならない方なら、まずは、3,4ヵ月、頼ってみるのがオススメです。
近所の家の庭は、美しく見えてしまうものです。
選択肢が多すぎるのは、あなたの責任ではありませんが、どんな状況でも、その中からご自分に合った方法を選ぶのはあなたしかできません。
近道もありません。
たとえば、
この4ヵ月はこの方法を試してみようと考え、集中してみる。その間は、その他の方法を探さない。
そんな想いで、恐怖症を克服してほしいですね。
ダイエットと同じです。
改善する、克服するための、
「近道はない」ですよ。