2月7日日曜日から始まった自己催眠セッション。3月27日、8回に渡る最後のセッションを終え、実家に帰郷。自己催眠術トレーニングは、とりあえず毎日続ける。そして4月1日の入社日を迎える。
朝から会社へ行くことすら、憂うつ。本来なら、緊張しながらも、夢と希望を抱いて出勤する日なのに…。暗く、スッキリしない出社。初日は入社式があるのでスーツ姿。これも変なプレッシャーを覚える。会社敷地内にある広めの会議室での入社式。
問題は昼ご飯をどう乗り切るか…。
入社式前に、人事担当からの話。
「本日の予定を簡単に説明します。午前中は、まず入社式…(中略)…、そして12:00くらいに昼休憩をとっていただきますが、弁当を準備していますので、この会議室で弁当を食べてください。・・・・・
「(やった! 弁当なら、誰も食べる量を見ないし、残してもふたをすれば判らない…。今日はなんとか乗り切れる。明日、明後日は休日!)」
昼は、幕の内弁当のような弁当(と思う)。新入社員、それぞれ自分の席で弁当を食べ始める。初日ということもあり、ぎこちなく、一人一人がもくもくと弁当を食べる。私はちょっと食べただけ。ゆっくり食べている振りをしながら、食べ終わった人とタイミングを合わせて、弁当に蓋をする。そして弁当が運ばれてきたコンテナに空になった(?)弁当を戻す。
午後になる。
オリエンテーションは本当につまらない。早く帰りたい。それだけ。
オリエンテーション最後に、来週4月4日からの予定が伝えられる。
来週1週間は、今日と同じ会議室でみっちり新入社員研修。4月11日から3週間は製造実習との話し。ということは、来週の昼は、今日と同じく弁当(のはず)! これで来週1週間乗り切れる! 安堵! 問題は配属先と再来週からの製造実習…。どの部署に配属され、製造実習はどこでやるんだろうか…。それが心配…。
4月4日からの1週間、私にとって、退屈な、実りもないオリエンテーションが終わる。昼ご飯は5日間、弁当だった。ラッキー!もちろん、半分以上は残した…。(食べ物は大切にしなければならんのに…)
そして、金曜日の夕方、来週4/11からの仮配属の発表。私の仮配属先は、、、
「営業部、鈴木さん、○○さん、□□さんの3名」
「(ウソだろ! 理系のオレが営業? おかしくねー! だったら何でオレを採用するんだよ!)」
営業なら、地元の工場以外に、東京と大阪にも拠点がある。もしかすると東京か大阪ということもあり得る…。
「(ダマされた! 面接のとき、“これからを担う新しい分野で活躍してほしい”と言ってたじゃんか!)」
恐怖症を抱えている自分にとって、実家から弁当持参で通える会社を選んだにもかかわらず、予想に反する仮配属を言い渡され、心穏やかではない。
次第に、怒りが不安に変わる。
もしかすると、また東京…。
営業は、昼ご飯を外でとるし、付き合いもある…。取引先との会食もある…。
気分はすっかりブルー…。ドキドキ。ソワソワ。
次回は「恐怖で不安だらけの4月、さらに追い打ちをかけたあの○○…」をお伝えします。