ポジティブなイメージを無意識に刷り込めば上手くいく?

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ポジティブなイメージを無意識に刷り込めば上手くいく?

恐怖症になっちゃうんじゃ…。
恐怖症からなかなか脱することができない!

本当に純粋で、真面目で、素直な方ほど、そういうスパイラルに入ってしまう傾向にあるかと感じます。
責任感もつよく、しっかり仕事もやり、考えもしっかり解りやすく伝えられる方…。

その反面、そういう方って、不安や恐れを感じた時、

「悪い結果が起きてしまったら、どうしよう」
「なんで自分はダメなんだ・・・」
「なんて自分は弱いんだ…」。

と考えすぎちゃったり、自分自身を責めちゃう傾向も強いのかなって感じます。

まだ起こってもいないことを、それが起きちゃったかのように、ネガティブなイメージを創りだしてしまう…。

さらに、
「こんなことが起こっちゃたら、嫌われる」
「恥ずかしい…」
「バカにされてしまう…」

人目が、気になっちゃう…。

でも、これは、悪いことでもなんでもありませんよ。あなただけのことではなく、人は他人と比べてしまうものですから。

ただ、ネガティブなイメージを思い続けちゃうと、身体はその通りになっていっちゃうんですね。無意識の中にネガティブなイメージが刷り込まれて、そっちに持っていかれてしまう…。

無意識に刷り込まれてしまったイメージがそうしてしまいます。

例えば、子どものころ、自転車に乗る練習をしたときのことを思い出してみてください。右足に力を入れて、ペダルを踏んで、目は前を向いて・・・、といろいろと意識していたはずです。乗れるようになってしまうと、他のことを考えながらも、話しながらも乗れますよね。無意識によって、意識しなくても身体が機械的に動くようになったからです。

恐怖症の場合、何かのキッカケで負った心のキズを意識するあまり、やがて無意識によって、機械的に身体に異変を起こすようになってしまうものだと考えています。

では、
ポジティブにものごとを考えて、ポジティブなイメージを無意識に刷り込めばいいということでしょうか?

そう単純にはいかないと私は思います。

恐怖症って、何かのキッカケとなる体験がベースになっているはずです。人前で恥をかいたとか、上手くできなかったとか、失敗したとか…。

それが、
「ああ、なりたくない」
「あんな目に遭いたくない」
「また起きたらどうしよう」
と、無意識に刷り込んでしまうんですね。

ポジティブに考えるという方法は、「うまくできた」という体験もないのに、「できる!できる!」って意識して考えるから、逆に、無意識の中で「できないていない」と思っている自分と闘うことになってしまうんだと思います。だから、私はポジティブに考えれば解決するとは思っていないんですね…。

実際、恐怖症のときポジティブに「できる!」「大丈夫!」って、頭に念じてみましたけど、無意識の中では、やはり信じていないんですね。「そんな簡単にできるなら、世の中、誰もノイローゼなんかで悩んでいないはずだ」って。私の場合、まったく効果はなかったですね。

とはいうものの、

ネガティブなイメージを創るよりは、ポジティブなイメージを創る方が、間違いなく大切であると考えてはいます。
ただ、ポジティブなイメージを考えるんだ! と強く思うのではなく、ナチュラルに考えられるかが大事であると経験上、そう感じます。

単純に、頭にポジティブなイメージを刷り込むのではなく、まずは身体にある現象を起こしてから、頭にポジティブなイメージをナチュラルに創り上げていく…、これが一番よいかと実感しています。その方法が自己催眠です。

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