ヨガも自己催眠も信じられない?

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ヨガも自己催眠も信じられない?

 
『ヨガの体験に行ってきました。カウンセリング20分、呼吸法10分。ほんとにこれで良くなるのかな? 半信半疑。呼吸法は全然集中してやることができませんでした。頭の中での雑念が消えないというか。はたしてこれを続ける意味があるのか…。まだ全然分かりません…』
 
自己催眠をお伝えしている方からのメッセージの一部ですが、ヨガに興味を持って、ヨガについて質問が来ました。

まず、ヨガについてです。

平井富雄さんの著書『自己催眠術』(光文社)の中にも、『ヨガは一種の自己催眠術である』。さらに『ヨガでは、自己催眠中の場合と同じような生理的変化がみられる』という記述があります。
 
ヨガの経験は私にはありませんが、自己催眠術と同じで、呼吸法をとても大切にしていますよね。私も今では、最初の呼吸法だけでもすぐに自己催眠状態にもっていけます。
 
ですので、ヨガを教えてくれる方から呼吸法を学んでほしいです。体も心も併せてリラックスさせる方法をまずは体得してほしいですね。それだけ呼吸法は重要だと感じています。

それができると、ピンチを迎え、身体が緊張する前に、予めリラックスできるようになりますので。
 
呼吸法をマスターすることが自己催眠でも基本中の基本だと。呼吸法については触れていない自己催眠関連の書籍もありますが、私の経験上、呼吸法はとても重要だ! そう考えていますね。
 
“伝統的な”ヨガを習うことでも、自己催眠と同じ効果は期待できるかと思います。
 
次に、いただいたメッセージの言葉・・・。
『全然集中してあることができませんでした』
『雑念が消えない』
『はたしてこれを続ける意味があるのか…』
 
この気持ちは、本当によーく解ります。
 
私など、自己催眠トレーニング始めてから最初の効果を実感するまでの3ヵ月は、ずーっと半信半疑状態でした。

とくに初回のセッションでは、半信半疑という気持ちと「(克服する!)」という意気込みが交錯していました。集中できず、雑念が取り払えませんでしたね。信じる気持ちの方が、少し強かったんでしょうね。それしか頼る方法がなかったということもあって、4ヵ月くらいは、ほぼ毎日トレーニングしていましたから。
(サボちゃった日もあります…。ですので、“ほぼ毎日”なんです)
 
人って、強く思えば思うほど、逆に集中できなくなったり、他のことを考えてしまったり、疑問をかんじてしまったりするものです。とくに初めて経験することはそんなものですよ。あなたも私も、誰でもそうですが、人間はそういうもんです。そう認めちゃってください。「完璧」と言葉はありますが、「完璧な人」はいないですし、「完璧な方法」も存在しませんから。
 
ヨガを習うも、自己催眠を習うも、一番持ってほしい考え方は「気楽に」だと私は考えています。
力を抜いて、自然体で、ゆったりと・・・。この考え方を持つことが、ある意味、習得する前段階での基本ですね。
 
早くなんとかしたい気持ちは痛いほどわかるんですが・・・。
 
ヨガを選ぶにしても、少なくても3,4ヵ月はヨガを信じて続けてみてほしいですね。もちろん、習っている時間だけでなく、ご自宅でも習ったことを繰り返してほしいですね。
 
心の中では、薬ですらすぐに治るものではないから、1回きりで良くなる方法など存在しないものと、あなたもそう信じているのではないでしょうか?

あなたの内面と会話して、あなた自身が持っている原理原則を信じてほしい…ですね。

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