「あなたの睡眠時間は?」という質問からの学び

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「あなたの睡眠時間は?」という質問からの学び

早速、質問です。

Q:『あなたは1日、何時間、睡眠時間を取っていますか?』

・・・

この質問をすると、とても面白いものです。
自信ありげに、「4時間!」と言う方。少し間をおいて、控えめに、「…7時間です…」という方に分かれませんか?

睡眠時間って、短ければ本当にいいものですかね?

日本人って、“睡眠時間が長いと恥ずかしい”という、変わった感覚を持っている気がしませんか?

アメリカの著名人の睡眠時間は? 

実際、アマゾン最高責任者ジェフ・ベゾス氏は8時間眠るそうです。ジェフ・ベゾス氏は、「8時間眠ると1日ずっと調子が良く、注意力が高まり、思考もはっきりする」と語っています。Google会長エリック・シュミット氏も毎晩8時間30分、眠るそうです。

この説明を、事前にしておいてから、

Q:『あなたは1日、何時間、睡眠時間を取っていますか?』

と質問すると、7、8時間、睡眠を取る方は、躊躇せず、堂々と「7時間です」、「8時間です」と答えるものです。

これは、なぜでしょうか?

私が思うのは、、、

『人と比較して、良し悪しを考えてしまっている』のではないかと感じます。

私が高校3年の大学受験のとき、「四当五落」という言葉を、高校の先生からしょっちゅう聞かされました。ご存知の通り、「4時間の睡眠なら意中の大学に合格する。しかし、5時間も睡眠時間をとっていると合格できない」という意味です。

本当にそうでしょうか?

次のような研究結果があります。

2003年、アメリカの2つの大学で、いつも7-8時間眠る人に対して、6時間しか眠らせないという睡眠制限実験を行ったそうです。その結果、実験がはじまって、たった2週間で「2日間徹夜した人」と同等にまでパフォーマンスが落ちたとの結果。やっかいなことに、実験が始まったその数日はパフォーマンスの低下を感じたそうですが、それ以降、まったくパフォーマンスが低下している実感がなかったそうです。
睡眠不足が続くと、気がつかないうちに集中力、判断力が落ち、仕事が思ったように進まないばかりか、今まででは考えられないような凡ミスやトラブルが増えるそうです。

私が、何を言いたいかというと、、、

『人と比べて、勝手な既成概念を創り上げていないでしょうか?』ということです。

私もそうなんですが…。
人と比べてしまうから、自分が劣って見えてしまう、自分にできないことができる人がスゴく見えてしまうものです。

そして、、、 だんだん、、、
「どうして、私はこんなことができないんだろうか…。情けない! 恥ずかしい! ダメだ!」

こうやって、あなた自身を追い詰めてしまいがちになっていませんか?

私が、嘔吐恐怖症、外食恐怖症を引き起こしたのも、「(人と比べて、人が普通にできることが自分にはできない!自分が劣っていることが情けない! 恥ずかしい!)」と考えて続けたことが症状を酷くしたんじゃないか…と、今になって、そう感じています。

人と比較してしまう、人目が気になるのは、人として普通のことだと私は考えます。それによって活力も生まれるものですから。でも、自分はダメだとか、劣っていると考えず、あなたはあなた!でいいんじゃないでしょうか。

「睡眠時間? 8時間寝ています! 私にとって集中力が高まり、体調もいい最適な睡眠時間が8時間なんです!」

もし、あなたの友人が、自信を持って、そう答えたら、
「(そんな長い時間も寝てるの! 寝すぎとちゃう…)」と思うでしょうか?

お互い、人目は気になるもののです。しかし、人目に支配されないようにしていきましょう。

わたしはわたし、あなたはあなた…。

ご自分を責めずに、「これが私」と受け入れる。世の中、“完璧な人間”など、どこにもいませんから。

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