「自己催眠術」解説⑧ ステップ4『全身を順にほぐす』

  • LINEで送る
「自己催眠術」解説_全身をほぐす

 
私が体得した「自己催眠」について、連続シリーズで解説していきます。
今回は8回目。ステップ4「全身弛緩」について説明します。

以前、お伝えした『自己催眠セッションの全体像7つのステップ』の、
ステップ4『全身弛緩』。暗示をしながら全身を順にぼぐしていきます。

これが「催眠状態」に入り、心も身体もリラックスさせる方法になります。

 

ステップ4【全身弛緩】暗示をしながら、全身を順にほぐしていく

あなたは今、ステップ1~ステップ3で説明したように、
ベッドや布団の上で『あお向け姿勢』で、両手が腰の横に置かれて、目を閉じています。風船をイメージした呼吸を終え、落ち着いた状態で、普通に鼻から吸って、鼻から出す呼吸をしているはずです。

自己催眠_全身弛緩

そのまま状態から、『ステップ4:全身弛緩』に入っていきます。

セッションの時間の目安も記載しますが、時間はおおよそで大丈夫です。秒数に意識をとられないようにしましょう。

【ステップ4:全身弛緩_全身を順にほぐしていく】

・時間の目安:全体で10分くらいのイメージ。

◆『暗示によって、頭の上から、足の先までをほぐしながら、
リラックス状態を深める』

頭の中で下記の言葉をゆっくりと暗示しながら、力を抜いていってください。
その身体の部位を意識しながら、上から順番に2、3回です。呼吸は「鼻から吸って鼻から出す」通常の呼吸です。

1、「額の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
2、「目の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
3、「首の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
4、「肩の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
5、「両腕の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
6、「胸の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
7、「お腹の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
8、「背中の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
9、「腰の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
10、「お尻の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
11、「膝の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示
12、「足の周りが楽ーになる。柔らかくなり楽ーになる」ゆっくりと2回暗示

暗示をかけながら、全身を順番にほぐしていきます。

次第に、眠る手前の状態、「催眠状態」に入っていきます。
このとき、脳にα波が現れます。心も身体もリラックスしている状態です。

腕や足などが、ドーンと重くなった感じやダルくなった感じがしたり、温かく感じたりします。お腹が温かく、時には熱く感じることもあるでしょう。身体の重みで、身体が布団にめり込んでいるように感じるときもあるでしょう。

以上が、『ステップ4:【全身弛緩】全身を順にゆるめていく』の説明となります。

このステップ4で、催眠状態が深くなり、心も身体もリラックスして、脳からα波が出ている状態になるんですが、、、
 
問題は「催眠状態」がどんな感覚なのかが、最初のうちは、つかみづらいかと思います。
 
脳波計があれば、脳波から出されているα波が検出できるので、そのときの身体の感覚が「催眠状態」ってわかるんですが・・・。
脳波計でα波が測定できると、音で知らせてくれるので、全身がリラックスしている感じがつかめます。

最近『muse:ブレイン・センシング・ヘッドバンド』という脳の状態が、
音と波形でみられる商品を見つけたので、それで、
「催眠状態」が見えるのかを調査しています。

このブログにも投稿しましたが、
「催眠状態」が判りそうだという結果が出ています。
 
通常状態(目を開けてスマホを触っている状態)から、
自己催眠を使ってリラックスしている状態に入るとその違いが出ました!

通常状態と自己催眠状態と脳波比較結果その2

「催眠状態」を感覚でどう感じるのか? については、
『ステップ5:【状態確認】(催眠状態に入っているか?の確認)』で説明しますが、言葉では解りづらいかと思います…。すみません…。

もし、これまでのステップを実施しているところで、そのまま寝てしまったとしても大丈夫!です。気にせず寝てください。トレーニングを続けていると、睡眠の質が良くなることに気づくはずです。これも1つの効果です。

次回は「ステップ5『催眠状態の確認』(催眠状態に入っているのか?)」について説明します。
 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*