「今までの世界」、「新しい世界」どちらに勇気を使います?

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「今までの世界」「新しい世界」どちらに勇気使います?

人間は、
『比較』と『選択』によって
無意識に、自分の生き方を決めています。

まずは、
鶴の「ツユ」のエピソードから。

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昔々、緑深い森に、たった一羽の
ツルが住んでいました。名前は「ツユ」。

他の鶴たちは、毎年 渡りの時期になると
大きな空を羽ばたいて旅に出ますが、

ツユは、どうしても空が怖くて
飛べなかったのです。

「空って、とても大きくて…、
 落ちてしまいそうで…」

飛ぶことが怖かったツユは、
毎年、その森に残っていました。

ツユにとっては、風の音も、雲の動きも、
何もかも怖くてたまらなかったのです。

それでも、ツユは毎日、ちゃんと
ご飯を食べ、水を飲み、森で一人、
静かに暮らしていました。

嵐の夜も一人でじっと耐え、
寂しい冬も一人で越えてきました。

そんなある年のこと、、、 ツユの前に
一羽の年老いたフクロウがやってきました。

フクロウは、元気なく空を見上げるツユに
静かに話しかけました。

「空が怖いじゃと。それは、
 空の大きさを知っているということじゃ。

 それだけで、大したものじゃ。
 誰にも、その悩みを言えず、
 毎年ここで過ごしてきたのだろう? 
 それも、とても立派なことなんじゃ」

ツユはビックリしました。

今まで、誰にも「すごい」なんて
言われたことがなかったからです。

「でもな、ツユ…、
 ひとつ、考えてみてほしいんじゃ」

フクロウはゆっくりと、言葉を続けました。

「その怖い空を、これからも避けて暮らすのか?
 それとも…、飛んでみようとするのか? 

 どちらにも勇気がいる。

 だが、空の向こうに、自分の羽でしか
 見られない景色があるとしたら…、
 それを見てみたいと思わないかい?

ツユは、しばらく黙って考えました。
飛ぶことの怖い気持ちは まだある。

でも、ココロのどこかで、
本当の自分の想いが小さな声で叫ぶ。

「まずは、ほんの少しでいいから、
 羽を動かしてみたら」

その年の渡りの日、ツユは森の丘に登り、
初めて羽を大きく広げてみました。

風が少し怖かったけれど、
地面から足元を離れたその瞬間、

ツユのココロの中に、小さな灯り、
小さな喜びが灯ったのです。

「できるかもしれない」というトキメキ、
「やれるかも」というキラメキ、
「できそう」という輝きに変わりました。

そうして、ツユは、
想いを胸に、現実に変え、大空高く、
飛び立っていきました。

おしまい
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生きていくということは、常に、
『比較』と『選択』の嵐です。

「今までの生き方を守りたい」と思うものの
それを止めて「新しい生き方」を選ぶには
とても勇気が必要です。

でも、だからといって、

このまま「今までの生き方」を
継続するにも、とても勇気が必要です。

どちらに勇気を使うのか? です。

どちらの選択も正しい選択です。

「あのとき、こうしておけば良かった…」
という将来の後悔に繋がらなければ・・・、
それでOKですから。

今回は以上です。

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