あなたは、「不安」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?
「無くしたい」、「考えたくない」、「避けたい」、「消え去りたい」、「イヤ」など、ネガティブなことばかり思い浮かべるのではないでしょうか。
ウィキペディアでも、「不安」について、次のように表現されています。
『心配に思ったり、恐怖を感じたりすること。 または恐怖とも期待ともつかない、何か漠然として気味の悪い心的状態や、よくないことが起こるのではないかという感覚(予期不安)である』(Wikipediaから引用)
ネガティブな表現だらけ・・・ですね。
あなたも、こんな「不安」が思い浮かびませんか?
・家のローンの完済が70歳。定年後、支払っていけるんだろうか。
・プレゼンや商談のとき、不安で、気分が悪くなったり、胃が痛むことが多い。
・日曜日の夕方になると、急に憂うつな気分になることがある。
・プレッシャーに弱く、すぐに下痢になってしまう。外出先や電車では心配だらけ。
・「人生100年時代」と会社からあおられ、年齢という理由だけで、今、戦力外通告されたら、家や家族との生活が崩れる。周りからダメな人と見られてしまうのが怖い。
「不安」を感じると、眠れなくなったり、憂うつになったり、手が動かなくなったりしますよね。厄介なことに、「不安」を考えれば考えるほど、今度は「恐怖」に変わり、身体に慢性的な症状を生んでしまいます。過去の私のように。
✓ 胃がキリキリと痛む。
✓ 心臓の音が聞こえるくらいにドキドキする。
✓ 胸が、ギューッと締め付けられ圧迫される。
✓ 手足の先がピリピリする。
✓ 頭からサーッと血の気が引き、頭の中が真っ白になる。
✓ 喉がカラカラに渇き、喉が硬直し、食事が喉を通らない。
身体に、このような症状が出てくる毎日でした。
頭の中だけに現れた「不安」が、「恐怖」に変わり、身体にも負の影響を与えてしまうものです。その結果、自分を情けなく思ってしまったり、自分はダメだと悲観してしまったり、周りの目が怖くなったりしていきます。
「不安」って、本当にネガティブな問題ばかり引き起こすものです。
しかし、本来、
『 「不安」って、本来、「人間のエネルギーの原動力」 』…なんです。
「不安」があるからこそ、その「不安」を乗り越えようとする「力」を生み出せるのも人間が持つ大きな能力の1つだと考えています。
「不安」と上手く付き合っていく方法があればいいですよね。
実は、「不安」って、決して無くすことはできません。仮に1つの「不安」を解消したとしても、次のステージへ上がると、そこには、別の「不安」が待っているからです。恋愛に例えると、次のような流れですかね。
① 「あの子、タイプ。お茶に誘いたい。でも、断られたらどうしよう」(1つ目の不安発生)
(・・・OKだった! 1つ目の「不安」解消)
② 「どんな会話をしよう。 盛り上がらなかったらどうしよう」(2つ目の不安発生)
(・・・会話が盛り上がった! 2つ目の「不安」解消)
③ 「これからもお付き合いしたいけど、断られたらどうしよう」(3つ目の不安発生)
(・・・OKだった! 3つ目の「不安」が解消)
④ 「結婚を前提にお付き合いしたいけど、断られたらどうしよう」(4つ目の不安発生)
⑤ ・・・・
このように、次のステージに行けば、また、そのステージで「新たな不安」が生まれるものです。「不安」は形を変え、次々と現れるものなので、どうしても「不安」と上手く付き合っていく方法が必要となるわけです。
人には、誰でも『心の力』(=自然治癒力)という力が備わっています。その力を上手く利用することができれば、「不安」と、長くお付き合いすることができます。ある意味「不安をコントロールする力」です。
私はその方法をマスターしてから30年以上経ちますが、今でも、新たに発生する「不安」や「恐怖心」に対して、医者に通うこともなく、薬に頼ることもなく、自分『心の力』だけで、それらをコントロールし、活力に変えています。
『心の力』で、次のような症状を改善できたという事例が報告されています。
「赤面してしまう」、「どもってしまう」、「食欲不振」、「緊張による下痢」、「緊張による胃の痛み」、「眠れない」、「疲労感」、「自信が持てない」、「イライラ」、・・・など。
私の場合、「嘔吐恐怖症」を改善することができました。今では、同じ方法を少し応用するだけで、新たな「不安」や「恐怖心」と上手くお付き合いしております。
あなたにも「不安」と上手く付き合い、あなたが改善したい「不安」から発生する身体の問題を克服してほしいですね。その方法をマスターすれば、あなたも、あなた自身でも見違えるほど、明るく、朗らかで、エネルギッシュな「本当のあなた」を発見することができます。
あとは、
あなた自身が持つ『心の力』を、あなたが信じるか、信じないかだけです。ご家族のためにも「心の健康」も大切です。