前回は、頭の中での会話が悲観的で、ネガティブな考えだと
そのネガティブな行動や反応が、次第に潜在意識に刻み込まれ、そのような言動になり、現実化されてしまう。望み通りの自分になるには、潜在意識を書き換えるしか方法はない。
つまり・・・、
◆『ポジティブなアファメーションを行う』
=自分に対する肯定的な暗示、イメージを創る。
具体的には、
頭の中での自分自身と会話する言葉や
思い浮かべるイメージを変えいく
- 「私は〇〇できる」
- 「私は〇〇になっている」
- 「私は〇〇な場面でもリラックスしている」
など、使う言葉は、必ず現在形にしてください! という話しをお伝えしました。
今回は、
『アファメーションで使う言葉は、なぜ現在形にする必要があるのか』
について、お伝えします。
結論から言いますと、
「いつか」「そのうち」というニュアンスの言葉を使うと、脳も「いつか、そのうちでいいんですよね」と、いつまで経っても、実現しようとしません。
(✕)不安から解放されたい
(✕)いつかお金持ちになりたい
(✕)人から好かれるといいな
最初はわざとらしくで構いませんので、
「すでに実現しているという鮮明なイメージ」こそ、脳は「そうなっている」と思い込み、それに見合った神経回路を創りあげていきます。
本来は、あなたからヒアリングして、あなたにピッタリの言葉を創るのですが、今回は、一般的な例文で紹介します。
その前に、口をすっぱくして言いますが、
必ず、リラックスしている状態で。アファメーションは行ってくださいね。
緊張している状態ですと、交感神経が優位になっているため、ココロもカラダも『闘争か、逃走か』状態になっているため、「できない」「ムリ」というネガティブな思考を受け入れやすくなるからです。
それでは、アファメーションで使う言葉について、その例文をお伝えします。
<健康>
- 私のココロやカラダは、いつでもどこでもリラックスしている
- 1日ボーッと過ごすことはムダではなく、健康に大切な時間だと私は知っています
- 私は自分の直観を信じ、内面からの穏やかなメッセージに従います
- 水分を摂るとき、自分の身体の中が浄化され、より健康になっていくとイメージできる
- 笑いや楽しさこそ、より健康になれることを私は解っている
<自分を理解する>
- 過去は過ぎ去ったこと。今考えていることがより良い未来を創ることができるもの
- 失敗というものはなく、より良い未来へ向けての糧になるもの
- 自分の感情を素直に受け止め、そこからヒントをつかめる私
- 自分自身を知ることが、他人を知る絶好の機会なんだ
- 短所と思っていることは、人から見れば長所と思っているもの。今の自分で大丈夫だ
- 世の中、完璧などあり得ない。そのときできるベストを尽くせば満足だ
- No.1でなくてもいい、特別なオンリーワンがいい(SMAPの歌)
<心の豊かさ>
- 人が豊かになることを応援すれば、人生が私をより良い方向に導いてくれます
- 感謝する、愛する、笑い、チャレンジこそ人生の基本だということを理解している
- 雨風をしのげる家があり、食べ物がいつでも食べられる今の環境に感謝している
- 「引き寄せの法則」が、私の人生がより豊かになるように働いている
<イマジネーション>
- 私の想像力は無限だ
- 素晴らしいヒラメキが潜在意識からすんなり浮かんでくる
- 人生には、マンネリ、停滞ということはなく、一瞬一瞬がフレッシュで、新しい体験だ
- どの道を選んでも、自分らしい想像力を発揮できる
- いつもリラックスし、やりたいことがいつも実現できる
- 夢からメッセージに耳を傾け、そこからヒントを得ることができる
- 私は変化に直面しても、リラックスし、想像力を働かせ、乗り越えることができる
<やすらぎ>
- ゆっくり息を吸ったり、吐いたりする度に、あらゆる緊張が解け、リラックスできる
- 私にココロは、いつも穏やかで、感情のバランスもとれている
- 私は変化に直面しても、リラックスし、想像力を働かせ、乗り越えることができる
- 定期的にリラックスする時間を取り、心がどんどん豊かになっていくのを感じる
<自信>
- 私はいつも等身大の自分だ。自分に正直に、誠実に生きている
- 深く息を吸ったり、吐いたりすると胸がスカッとし、全身に力が湧いてくる
- 私は、人と比較しての自信よりも、自分の信念に沿って生きている自信の方が大切なことを知っている
- 人が何を言おうが、人は私の人生の責任は取れないもの。大切なのは自分を信じて前に進むことだと私は知っている。
このような感じで、
アファメーションで使う言葉を
現在形を使い、あなたの現状に合う言葉に直し、
アファメーションしてくださいね。
望む未来へ向かって、
脳の性質を学び、言葉の使い方や鮮明なイメージを学び、本当のリラクゼーションを学ぶことが
恐怖症やパニック症、心配性症、ネガティブ思考、自信喪失などを改善していくための原理原則であると私は考えております。
今回は、以上です。