結論から言いますと
ココロが病む最大の原因は、人間が持つ『強いイメージ力』です。「思い込み」や「未来への不安や恐れ」が私たちを振り回し、ココロが病んでいきます。
しかしながら、
それが解かっていても、私たち人間は、不安や恐れを感じるとそれが起こってしまうかのようなイメージをしてしまうものです。それが、逆に不安や恐れを増長させ、自らのココロを追い込んでしまい、健康にも大きな影響を与えてしまうものです。
では、どうすればいいのでしょうか?
例え話ですが、
昔話「ウサギ穴の中の熊」のように、ウサギが「住んでいる穴の中にクマがいたらどうしよう」とあり得ない心配するのと同じで、自分が置かれている現実とは、違う場面に居るような錯覚を起こしてしまいます。
不確かな未来にもかかわらず、不安になったり、恐れを感じたりして、ネガティブな未来をイメージすることは人類は、とても得意です。
でも、その不安や恐れが、現実になることは、まずありません!
『不安の90%は現実に起きない。仮に、その不安が的中したとしても最悪の事態になることは1%もない』という格言もあるくらいですから。
「もしかしたら」や「もしも」と考え、事前に対策することは良いことですがその裏には、不安や恐れが潜んでいることも忘れてはいけません。
では、どのようにして『考え過ぎ』を止めたらいいのでしょうか?
一般的にいわれている「ポジティブ・シンキング!」・・・、
・・・ではないと私は思います。
「ポジティブ・シンキング」は、ある意味、力づくで、ポジティブに考える方法です。「ポジティブ・シンキングがダメだ」、そういうことを言いたいのではなく、それを“使うタイミング”がとても重要なのです。
『瞑想』や『ヒプノセラピーの深―いリラクゼーション法』を取り入れてからのポジティブ・シンキング・・・、ポジティブ・シンキングというより、シンプルに『望む状態をイメージする』のです。
最初に”呼吸”に集中し、自分の力で、意識しながら、全身の筋肉の緊張をほぐし、催眠状態を創り出します。そうすることでココロもカラダもリラックスし、穏やかになります。意識の95%以上を占めるといわれる潜在意識とアクセスしやすい状態になります。
その状態のまま、自分の素直な内面(潜在意識)に『望んでいるシーン』を繰り返し、イメージしていきます。
そうすることで、
ココロが穏やかになって、未来への不安や恐れ、緊張よりもココロもカラダもリラックスすることを優先する神経回路が創られていきます。(そうして自力で副交感神経を優位することが意識的にできるようになります)
さらには、
「できそう」、「できるかもしれない」という希望や勇気がココロの中に必ず現れてきます。
その方法こそ、
ココロが病むのを抑える対策であり、あなたを今より幸せにする、重要で、一生の財産になる方法だと経験上、そう思っております。
今回は以上です。