起業など、新たなことにチャレンジする、また
人生の転機を求めて行動しようとするとき、
ほとんどの人が次のように考えます。
それは、
「準備が整ってからやる」･･･です。
次のエピソードを聞いてくださいね。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
昔、昔、銀河の遠ーいところに、
小さな村がありました。この村には、
夢を持つ多くの人々が住んでいました。
彼らは、それぞれの夢を追いかけ、
夢を叶え、成功したいと願っていました。
ある日、村の広場で、
賢老なるランドという老人が話しているのを、
村人たちが耳にしました。
ランドは、長い間この村に住んでいて、
多くの人々に知恵とアドバイスを与えてきました。
ランドは、村人たちに尋ねました。
「みなさん、
夢を追いかけることはとても素晴らしいことです。
しかし、
多くの人が夢を追いかけるのを
ためらっているように見えます。
それは、なぜでしょうか？」
村人たちは
「うーん･･･」と黙って考えました。
そして、一人の若者が手を挙げました。
「ランドさん、
達成したい夢を叶えるためには
その準備ができるまで、鍛錬し、
学びが必要だと思います。
準備をする時間が必要ではないでしょうか」
ランドは微笑みながら答えました。
「確かに、そう考えるでしょうね。
ある物語を思い出しました。
それを今からお話しします。
昔々、遥か彼方の銀河の星に、
勇敢な冒険家がいました。
彼の名前はアトラ。
彼は壮大な冒険の旅に出る前に、
何年も何年も準備をしました。
装備を整えては、勉強し、
足らないと感じたことは、また勉強･･･、
そして、冒険の計画を立てました。
でも、それでも、まだモノ足らず、
新しい分野の勉強をします。そして、
冒険の、新たな計画を立てます。
計画を作ってみたら、
自分に足らないものが見つかり
また新たな鍛錬をしました。
そうしている内に、
アトラの身体は老いてしまい、結局、
その夢を叶えることはできなかったのです」
村人たちは興味津々でランドの話に耳を傾けます。
ランドは話しを続けました。
「しかし、同じ国にもう一人の冒険家がいました。
名前はレイア。彼女はアトラとは正反対でした。
レイアは、そのベースとなる勉強をしたら、
とにかく、夢に向かって行動しました。
もちろん、
彼女はその道中で、困難にも遭遇しました。
判断を誤ることもありました。
しかし、彼女は
「失敗ではなく、これも学びなんだ」と
気持ちを切り替え、立ち止まることなく、
夢に向かって行動しました。
そして、彼女は
試行錯誤しながら行動することが
早く夢を叶える方法だと悟ります。
彼女は、限られた時間の中で
夢を叶えることができたのです」
村人たちは、その話しを聞いて
「確かにそうだ！」と感銘を受けました。
ランドの話は、村人たちの
ココロの奥に深ーく刻まれました。
ランドは話しを締めくくりました。
「皆さん、確かに
準備が整ってから行動することも大切ですが、
その準備が整うことは永久に来ません。
準備が整っていなくても
夢に向かって、まずは行動してみることが
とても大切なことなのです。
もちろん、
困難にぶつかるかもしれません。
間違いをするかもしれません。
しかし、
「準備ができてから」というのは、ある意味、
”行動しない言い訳”かもしれませんね。
行動しなければ、今と何も変わりません。
何も起こらないのです。夢も叶わないのです。
そして、大切なのは、その道で出会った、
信じられる人との絆を大切にすることです。
一緒に夢を追いかける仲間、
寄り添ってくれる仲間がいれば、
立ちはだかる困難を
乗り切ることが必ずできるのです」
その話しに感銘した村人たちは
「準備する」ことに、いつまでも
多くの労力や時間を使うのでなく、
まずは行動してみる、そして
その道中で遭った人と助け合う
出逢った人との絆を深める、
それらが、限られた時間の中で、
速く夢を叶える方法なんだと
そして、彼らは
夢に向かって、勇気を出して行動し、
それぞれが望み通りの、
素晴らしい成功を収めることができたのです。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
このエピソードから得られるのは、
夢に向かって、それなりの準備をしたら
まずは行動してみること･･･、
その実体験が、最速での学びとなって
限られた時間の中で、速く夢を叶える方法だ
ということだと私は思います。
さらには、その冒険で出会った
「同志との絆」を大切に育てていくことで、
あなたの夢は早く実現できますよ。
『失敗などありません。
あるのはフィードバックだけ』･･･なのです。
今回は、以上です。
