嘔吐恐怖・食事恐怖を
改善/克服しようと行動するなら、、、
なぜ、自転車が乗れるようになったのか?
この機会に、
もう一度、考えてみましょう。
なぜ、
今さら、そんなことを?
と思われるでしょうが、
人間の脳には、
「成功の記憶」だけを再現する機能があるから。
逆に言えば、失敗は排除され、
失敗を再現する機能はないということです。
それが、嘔吐恐怖を改善/克服していく、
1つの大切な考え方になるんですね。
突然ですが、
あなたに質問します。
自転車が乗れるようになったのは、
どうしてですか?
・・・・
おそらく、
初めて自転車に乗りたいと思ったキッカケは、
「走るより、楽に、早く、遠い場所に行けるから」
「行ったこともない場所に行けるから」
「友だちと一緒に遠くに行けるから」
ほとんどが、
そのようなメリットがほしくて、
挑戦したんだと思います。
挑戦してみて、実際はどうでしたか?
最初は、
上手く乗れず、転んでは膝を擦りむき、
また挑戦しては、肘にケガをする・・・、
痛いことばかりで、泣いていましたよね。
血が出て、ケガするのが、
とても怖かったはずです。
でも、少しずつ、
あなたは自転車に乗れるようになる・・・。
乗れるようになったら、
ムリな運転さえしなければ、当たり前のように乗れて、
コケて、ケガすることもなくなる。
さらには、
手放し運転までもできるようになる・・・。
これって、
よーく考えてみると、
とても、不思議なことですよね。
それは、
なぜだか、分かりますか?
あなたの脳のお陰です。
脳には、
「成功の記憶」だけを再現する
素晴らしい機能が備わっているからです。
なので、
一度、自転車に乗れるようになってしまえば、
想定できないアクシデントがない限り、
バランスを崩して、コケて、ケガをすることは
なくなります。
さらに、
かなり久しぶりに自転車に乗っても、
コケることなく、運転できます。
脳は乗れたという記憶を呼び出し、
「成功の記憶」を再現するからです。
コケて、ケガして、
痛い記憶は残っているけど、
その記憶は再現されず、
自転車に上手く乗れたという
「成功体験」を、脳は再現し続ける・・・。
脳には、
そんなスゴい機能があるんです。
つまり、
脳には「成功の記憶」を再生し続ける力が
備わっているといえるわけです。
でも、
もし、自転車に乗れるようになる前に、
「ケガするのが怖い・・・」
「痛いのがイヤ・・・」
「血が・・・」
と諦めたら、どうなるでしょうか?
もちろん、
自転車に乗れたという成功体験が、
脳の記憶にはないため、自転車に
上手く乗ることはできません。
成功体験がないから、
それを再現することはできません。
嘔吐恐怖もそれに似ているかと思います。
ケガを怖れ、
自転車に乗ることを避けてしまう・・・。
それと同じです。
しかし、
厄介なことに、
人は年齢とともに、
子どものような無邪気さがなくなり、
挑戦を怖れるようになります。
これは、ホメオスタシスという
人間の本能が働くので難しくなります。
では、どうすればいいのか・・・?
そのヒントは、
脳に備わった、さらに優れた機能を、
使いこなすことです。
誰にでも備わっている機能ですが、
それを意識して使える人は少ないかと・・・。
それを具体化した方法が、
ここで確認できます。