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33歳独身の近藤麻美は、地元の市役所で働きながら
両親と妹の4人、実家で平凡な人生を送っていた。
市役所の窓口業務では、市民に怒られ、
ストレスを溜めていた。夜になると、幼馴染の
2人の親友と食事やカラオケをしながら、
地元の同級生のうわさ話しで盛り上がっていた。
その夜、麻美は、車に跳ねられ、
あっけなく死んでしまう。
気づくと、真っ白な空間に居た。
「・・・え?・・・死んだ?・・・嘘でしょ?」
そこに、死後の案内人(バカリズムさん)がいた。
「33年間、お疲れさまでした。これから新しい人生に案内します」と告げられる。
告げられた新しい人生とは『大アリ喰い』・・・。
「人間じゃないんですか?」と尋ねると
「“積んできた得”からするとそうなります」
「人間に生まれ変わることはできないんですか?」
「もう一度、近藤麻美として、同じ人生をやり直して、得を積めば、来世も人間に生まれ変われることができます」
「だったら、それがいい!」と、
麻美はゼロからの人生のやり直しを決断した。
そうして、2回目の人生が始まった。
得を積みながら、人生を少しずつ変えていく麻美。
しかし、33歳の時、
1回目の人生で死んだ事故は回避できたものの、また車に跳ねられ、2回目の人生を終える。
再度、死後の案内人から、新しい人生を告げられる。
得を積んできた麻美は、
今度こそ人間に生まれ変われると確信していたが・・・、
なんと
『サバ』・・・、だった・・・。
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バカリズムさんらしい、シンプルな話題をとてもコミカルに表現されていて、気づきや発見がたくさんある、とても面白いドラマですね。大好きです。
『六道輪廻』についても、コミカルに触れているのも面白いですね。
ちなみに
『六道輪廻』とは下の図のように、魂は「積んだ得」によって、6つの世界のどれかに生まれ変わるという考えです。