もう短所を直すのを止めにしませんか?

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もう短所を直すのを止めにしませんか?

早速ですが、質問です。

Q:『あなたは、ご自分の短所を直したいって思いますか?』

・・・

おそらく、あなたは、「はい!直したい。」と答えるでしょう。

「友人とランチ行っても、なかなか決められない…。優柔不断なところを直したい…」
「会社の飲み会に行きたくないけど、言い出せない。はっきりNoを言えるようになりたい…」
「ズバズバ、言いたいことを言ってしまうから、もっと抑えたい…」
「いつもネガティブに考えてしまうから、もっとポジティブに考えるようになりたい…」
「すぐに怒ってしまうので、寛大になりたい…」

など。

では、もう1つ質問です。

Q:『短所って、どういう意味でしょうか?』

一般的には「劣っているところ、欠点」という意味があります。

さらに「劣っているところ」を掘り下げて考えみると、劣っているとは、「何かと比べて」“劣っている”ということですよね。“何かと比べる”とは、「他人と比べて」ということですよね。

あなたが、「こんな短所を直したい!」と考えているところって、
本当に、ご友人や周りもそう感じているものでしょうか? 実際に、親友に聞いて“短所”だと思っていませんか?私もそうですが、自分で勝手に「ここが短所」と決めつけてしまうものです。

逆に、あなたの友人が「私のこんなところが嫌いだから、直したいんだ!」と聞いて、「その通り!そこを直した方がいい!」とアドバイスすることってありますか?

何が言いたいかというと、、、
私もそうですが、自分で短所と考えていることって、相手は同じように感じていないということです。

例えば、“明石家さんま”さんの場合、(大好きで尊敬している方です。事例に出して申し訳ございません…)

ファンの多くが、
「落ちこんでいるときに、明るくしてくれそう」
「毎日、毎日が笑いに包まれそう」
「いつも優しくしてくれそう」

と思っているのではないでしょうか?

しかし、アンチな方からすれば、
「うるさそう」
「しゃべってばかりで、疲れそう」

などの評価があるかと思います。

例えば、“さんま”さんが、アンチの方にも好かれようと、あの抜群のトークを封印して、もの静かに変わったとしたら、どうなるでしょうか?

ファンの方は、今まで通り、ファンを続けるでしょうか?
アンチの方は、「好きになった!」とファンに変わるものでしょうか?

おそらく、、、
ファンの方からすれば、魅力に感じていたところがなくなることで、ファンを辞めることになるでしょう。では、アンチの方は、もの静かになった“さんま”さんのファンになるかというとそう簡単ではないかと思います。

つまり、、、
あなたが短所と思っていることは、他人は長所だと感じていることもあるということです。あなたが「神経質なところを直したいな」と思っていても、「綿密で、慎重なところが安心」と思っている人もいます。「ズバズバと言ってしまうところを直したい」と思っていても、「回りくどく言わず、ハッキリ言うところがいい」と感じる人もいます。

自分が短所だと思うところを直しても、そこを長所、魅力に感じている人にとっては、あなたは魅力的でなくなります。短所を直したとしても、アンチだった人が、あなたを好きになってくれることはないと私は思います。

いかがでしょうか?
短所だと思っているところを直すことではなく、今のあなたに魅力を感じる人と深くお付き合いしていく方が、ストレスも感じず、気楽に、自然体で接することができるのではないでしょうか…。

短所と思っていることを直すために多くの労力を使うなら、ありのままのあなたを好きになってくれる方との時間にしてはいかがでしょうか。どんなに努力しても、あなたのことが好きな人も、嫌いな人もいます。あなたが短所と思っていることを直したとしても、それを嫌う人が出てきますから。

今のあなたのままでも魅力もあり、輝いてもいますよ。

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