「ヤクルト1000」という睡眠の質を高める商品、なかなか人気があるようですね。
カルビーさんは、「にゅ~みん」という睡眠をサポートする食品を発売しています。
これから、『睡眠』についての話しが日本でも活発になることを私も望んでいます。もちろんですが、メディアは、スポンサーの都合でなく、本当の情報を伝えてほしいものです・・・。
ヤクルトさんも、カルビーさんも『睡眠の質』を上げる商品ですが、
『睡眠』は
- 睡眠時間(最低7時間、8時間が最適)
- 睡眠の質
このどちらも欠かせないものです。
私が普段お伝えしている『催眠』や『瞑想』以上に
人間にとって、睡眠はとても大切です。
睡眠は、まだ解っていないことが
たくさんあり、謎も多いですが、
今回は、
その最新の研究結果を解りやすく(?)
お伝えしますね。
【知っておきたい睡眠不足による影響】
- この100年で睡眠時間が大幅に減っているアメリカ、日本、韓国、西欧などの国は、ココロの病も大幅に増えている
- 睡眠時間が7時間を下回る人は、7時間以上の人と比べて、免疫の働きが低くなり、ガンにかかる確率が40%増える
- 感情が不安定になって、極端にネガティブになりやすい
- 感情、学習、記憶、判断、免疫、臓器のコントロールなどの脳の機能が低くなる
- 集中力を奪う
- 睡眠不足によって能力や判断力も下がる。しかし、それに気づかず、その状態が本来の自分だと思ってしまう。
- 寝不足になると空腹を感じるホルモンが大量に分泌され、食欲が増す。しかし、余分に摂ったカロリーをうまくコントロールできず体重が増えやすくなる
- 6時間以下の睡眠で、本来の能力を発揮できる人はゼロに等しい。
睡眠不足による影響は、まだまだありますが、
人間にとって、適切な睡眠時間である
8時間を保つために知っておいてほしい
そのメリットについて触れておきますね。
【知っておきたい適切な睡眠のメリット】
- 腸内細菌が元気になって健康が保たれる
- 免疫機能が強くなり、病気、病原菌への抵抗力も強くなる
- 代謝や食欲が正常になり健康的な体重を保てる
- 記憶力が高まる(眠りが記憶のスペースをつくる)
- 情報を適切に整理する(必要な情報を記憶し、忘れたい情報を捨てる)
- 運動スキルを高める
- 感情が整い、安定した気持ちで社会生活ができる
などがあります。
実際、ギネスブックも、
「眠らない時間の世界記録」は取りやめています。
命にかかわる危険が高いからです。
それほど、睡眠は大切なことですが、
特に日本の社会は、睡眠を軽んじています。
アメリカでは、睡眠の分野も
日本よりはるかに進んでいて、
その研究結果を民間企業でも取り入れています。
ナイキやグーグルは、
従業員の睡眠リズムに合わせて、
勤務時間を自由に設定できますし、さらに、
会社でお昼寝することも許されています。
その方が、仕事の効率が上がり、
従業員の能力も発揮できることを
知っているからです。
P&Gやゴールドマン・サックスは、
「睡眠衛生講座」を社員向けに開いています。
NASAも宇宙飛行士の健康管理や
パフォーマンス向上を目的に、睡眠の研究を行い、
26分のお昼寝によって、
仕事の効率が34%アップすることが解かり
今では地上で働く職員もお昼寝時間があります。
『睡眠』って、
単純にカラダを休めるだけではありません。
- パフォーマンスの向上
- 記憶力や学び、運動能力のアップ
- ツラい記憶を癒す
- 創造性のアップ
- 感情の安定
- 免疫力アップ
- 内蔵などの機能の正常化
- 生活の質の向上
・・・
『睡眠』は、最強の良薬でもあり、
問題解決策でもあるのです。
今回は、
『睡眠』について、
最新の研究からのメリット、デメリットを
ご紹介しましたが、
次回は、
「で、具体的にどうすればいい?」
について、次回ご紹介しますね。