あくまで、マウスでの実験結果なんですが、緊張やストレスが強いと、マウスの寿命が縮まるとの結果があります。
人間もその結果に当てはまるということではありませんが、ご参考までに。
どのような実験で、どのような結果になったかというと、、、
鉄の柵でつくられたカゴを用意し、その中にマウスを入れ、ときどきその鉄の柵に電気を流す。柵に触れたマウスは感電する。さらに実験を進め、今度は、柵に電気を流すと同じタイミングでベルを鳴らす。柵に触れたマウスは、感電する。これを続ける。
さらに実験が進む。
今度は、柵に電気を流さないで、ベルだけを鳴らす。なんと、マウスは感電していないにもかかわらず、感電したような行動を示したとのこと。ベルの音だけでも、ときには激しくけいれんを起こし、ときにはカゴの中を走り回って、感電しない場所を探す行動を示したとのこと。
同じカゴでも、柵に電気を流さず、ベルも鳴らさないカゴに入れたマウスとの平均寿命を比べると、電気を流し、ベルを鳴らしたマウスの方が、早く死んでいったとのこと。
あくまで、マウスでの実験とはいえ、不安や緊張を与えたマウスの寿命は縮まるらしい。もちろん、それが人間に当てはまるとは言えないけど、緊張やストレスがマウスの寿命に影響を与えているという実験結果であったとの話し。
この結果をマウスだから…、と片付けてしまってもいいものでしょうか?
適度な不安や緊張は人間にとっては必要なものです。
それを乗り越えようと、改善する、行動する、工夫するからです。ですから、不安や緊張がゼロになると、人には活力が生まれないんじゃないかと思います。
でも現実は、「これくらいがちょうどいい」と感じる不安や恐怖なんてありませんよね。
不安や緊張が強いときには、私もそうでしたが、身体が極度に緊張してしまい、心臓の鼓動が早くなったり、胃が痛んだり、手足の先がシビれたり、吐きそうになったり、と異変が起きます。
自分が許容できない不安や恐怖は、身体に悪い影響を与えるものです。
でも、コントロールできる範囲の不安や恐怖は活力につながる…。
ひとつ言えることは、
コントロールできる不安や恐怖なら、身体に一時的な症状を起こすものの、すぐに回復できるものです。逆に、キャパオーバーの不安や緊張なら、起きた症状が回復できず、続いてしまうものではないでしょうか。
もし、あなたが、不安や緊張によって、身体に何らかの症状が起きていて、それが続いているようでしたら、すぐにでも、不安や緊張を緩和し、心をリラックスさせる手法を見つけてほしいですね。その1つの方法がヒプノセラピー(自己催眠)です。私もこの方法を体得してからとても助かっていますよ。
前述したマウス実験のように、お互いがそうならないためにも・・・。