まずは、この昔話しから･･･。
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昔々、ある村にアイという
女性が住んでいました。
アイは、真面目で、物静かな性格でしたが、
ある日、大きな分岐点に立たされました。
村の外れには２つの道があり、
１つは、大きな街に続く道、
もう１つは、静かな森に続く道でした。
どちらに進むべきか悩んだ末、
アイは森へ続く道を選びました。
それから時が過ぎ、アイは
森で平穏に過ごしていましたが、
アイは時々、町に続く道を選ばなかったことを
後悔するようになりました。
「もし、あの時、街へ続く道を選んでいたら
もっと豊かで、ワクワクする人生が
待っていたかもしれない･･･」
アイは、ココロの中で何度も問い続けました。
アイは、その後悔の念によって
胸を締めつけられ、眠れぬ夜を過ごすこともありました。
ある日、
アイは、世界を旅をする老女に出会いました。
そして、
自分が選ばなかった道の話しをしました。
老女は、アイの顔を見て静かに語り掛けました
「自分の過去の選択を悔いているんだね。
でもね、選ばなかった道の先に何があったか、
神さまでも判らないものよ。
そもそも、選ばなかった道など
ないものなのよ。
あなたが悔いている、今の時間は、
ただ自分を苦しめるだけしかないのよ」
アイは、肩を落としながら。老女に聞きました。
「では、私はどうすればいいのですか？」
老人は微笑んで、優しく語りました。
「あなたが、本当に求める世界は、
過去を悔いることで辿り着けるものなの？
そうではないことは解るはずだよ、
- 『今からどうする？』
- 『これからどうする？』
それを考え、今から一歩を踏み出せば、
あなたの求める世界が見えてくるはずだよ」
その言葉を聴いて
アイのココロの中に、一筋のまぶしい光が
キラキラと射し込んできました。
過去の選択を悔いることばかりに
時間を使っていた自分に気づいたのです。
「確かに、その通りだわ。
過去の選択を悔いても
この先、何も変わらないわ」
彼女は、悟りました。
『今を生き、今からどう進むかを
考え行動していくしか、本当に自分が求める
世界には辿り着けない』と。
その日から、アイは
自分のココロの声に耳を傾け、
進むべき道を選びました。
自分の選んだ道を信じ、後ろを振り返らず、
前に進んでいきました。
少しずつ、彼女の人生は
輝きを取り戻していきました。
過去ではなく、今を生きることで、
本当に求める世界へと歩んでいくアイの姿は
村中の人々に勇気を与える存在となったのでした。
おしまい
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私が、オウト恐怖症により
普通の生活ができなかったとき、
「あの担任に出会っていなかったら･･･」
「原因になったあの出来事さえなければ･･･」と、
恨み、悔いるばかりの日々を過ごしていました。
過去を悔いて、人生が好転するなんて
聞いたことがない話しですよね。
「で、これからどうする？」を考え、行動するしか、
望んでいる世界へ辿り着ける方法はないと思います。
オウト恐怖症が、私に教えてくれた
大切な考え方の１つだと思っております。
（普通の生活を取り戻したファーストステップ）
この話しは、何度も何度も、くどく、
繰り返しお伝えしており、申し訳ございませんが、
「あのとき、こうしておけば良かった･･･」
という話しを聞くことが何と多いことか･･･。
選ばなかった道など、そもそも存在しない、
都合の良い世界なのです。
今回は以上です。
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