本当のヒロインのアイデンティティ

  • LINEで送る
ヒロインのアイデンティティ

***************

昔々、ある美しい村に、ミカという若い女性が住んでいました。ミカは他の誰よりも思いやりがあり、優しい心の持ち主でした。しかし、彼女は自分に自信がなく、自分の存在すら疑問に感じていました。

彼女は自分ができることが、まだまだ足らない。そして、もっと大きなことを成し遂げなければならないと、常日頃、考えていました。

ある日、ミカは、村の長老であるサクラおばあさんに会いに行きました。サクラおばあさんは知恵と経験が豊富で、村の人々に多くの助言をしていました。

ミカは、サクラおばあさんに、自分がもっと重要なことを成し遂げたいと話しました。

サクラおばあさんは、優しく微笑みながら、アヤの手を取り、次のように語り始めました。

『アヤ、昔話をひとつ聞かせましょう。あるところに、ユキという女性がいたのよ。ユキは美しく、勇敢だったのだけど、彼女はもっと大きなことを成し遂げたいと願っていたの。

そんな、ある日、ユキは魔法の森で迷子になり、困っている動物たちに出会ったのよ。その動物たちは、ユキの助けを求めていたのだけど、ユキはその期待に応えられるかどうか、とても不安で、そして、とても怖かったんだよ。

でも、ユキは、とにかく、今できることを一つずつやって、森の動物たちを助けたのよ。そんなとき、動物たちを助け終えたユキの前に魔法の森の女王が現れたのよ。女王は、ユキに

 「ユキ、あなたは立派なヒロインですよ。あなたが助けた動物たちは、あなたの勇気と優しさを忘れません。本当のヒロインとは、自分のできることをした人です。しかし、凡人はできることをせずに、自分ができないことを高望みします。そして、ちょっとつまずただけでも「私にはムリです」と言います。

でも、あなたは違う。

あなたは、そのとき、自分にできる限りのことを一つ一つ、精一杯行ったのです。その結果、私の大切な動物たちを助けてくれたのですよ』

ユキは、『今できることを一つずつ行う』ことが、周りに、より良い影響を与えるかに気づいたのです。

サクラおばあさんはアヤに優しく微笑み、言いました。

「アヤ、あなたも同じなのよ。あなたが、“大したことではない、小さいこと“だと思っていることを、一つ一つ行うことが、どれだけたくさんの人々に勇気を与え、良い影響を与えれるのか、それが、本当に大きな意味を持つのか、あなたは実感できないかもしれません。

でも、間違いなく、人々にとても良い影響を与えるのです。ヒロインは、決して大きなことを成し遂げた人ではありません。今、自分の今できることを一生懸命行うこと、言葉でなく、その姿を見せること、それがヒロインなのです。」

アヤは、おばあさんの言葉に心を打たれ、自分が小さいと思っていた行動を一つ一つ行うことの大切さを実感しました。

アヤは、これからも自分ができることを一つ一つ、行っていく決意をしました。

*************

私たちもアヤのように、「今、自分のできること」を、もっと、もっと大切にしましょう。

確かに、大きな夢を持つことは素晴らしいですが、まずは自分のできることをコツコツ行うこと、その積み重ねが私たちの人生を豊かにします。小さな行いが、近い未来、かならず自分にも、また、誰かにとっての大きな勇気となるかと思います。

自分のココロの力を信じてください。あなたもヒロインの資質を、充分すぎるほど持っています。それに気づきましょう

今回は以上です。

 

《ご提供プログラム例》
・潜在意識とアクセスするDeepRelaxationプログラム
・睡眠の質をグーンとアップさせる睡眠改善プログラム
・理想の現実を手にするプログラム
・折れない自信を手にするプログラム
・本当にやりたいことを発見するプログラム
・恐怖症改善プログラム
・大事な場面で自分の力を発揮するプログラム
・自分の本当の価値を知りハツラツと生きるプログラム

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*