私の、普段から何気なく口にしているその言葉が、ある女性から注意を受けました。
注意というよりも、私にとって、とても新鮮で、適切なアドバイスでした。その話をシェアしますね。
もしかすると、あなたも普段、その言葉を口にしているかもしれません。
私が、その女性に発した言葉は、、、
「そんなことないですよ…」
これです。Aさんから、
「この言葉は、褒められ下手が言う言葉ですよ」とアドバイスを受けました。
それ以来、次のような場面では禁句にしています。
どういう経緯で、そんな話しになったかというと、、、
大阪駅付近の会議室で開かれた講座に出席したとき、たまたま私の隣に座ったAさん。その講座の昼休み、「お金をおろしたんですけど、近くにコンビニってあるでしょうか?」
「わかりますよ。一緒に行きましょう」
私も大阪はほとんど来たことがなかったんですが、たまたま講座が始まる1時間前に大阪駅に着いていたため、その会議室の周りを探索していたこともあり、鼻高々に(?)、案内しました。
会議室がある階からエレベーターで地下に降り、そこから歩いて2分くらいのところにあるコンビニに案内しました。コンビニに向かいながら、Aさんと、世間話しをしていたら、Aさんから、次のような言葉を頂きました。
『鈴木さんって、誠実で、堂々とされていますね』
私から、とっさに出た言葉が、、、
「そんなことないですよ…」
Aさんは、曇ったような表情を浮かべながら、私に次のような素晴らしい話しをしてくれたんです!
『私は、本当にそう感じたからそう言いました。とくに日本人は褒められると謙遜した言葉を返しますが、「そんなことないですよ」と返してしまうと、相手は「(否定された・・・。褒めても、この人は素直に受け取ってくれない)」ともう褒めなくなってしまいますよ。褒められたことを素直に受け取れば、相手もうれしくなり、良いと思ったことをまた褒めてくれますよ。褒められ上手の方は、褒められたことを素直に受け取り、感謝するんですね。褒めた相手もうれしくなるんです』
なるほど!!
「失礼しました。確かに、Aさんのおっしゃられる通りです。率直なアドバイス、本当にありがとうございます。ところで、1つお聞きしたいんですが、褒められたとき、どう返せばよろしいですかね?」と私。
『「恐縮です。ありがとうございます!」って返すといいですよ』
さらに、
『「恐縮です。ありがとうございます」って、一歩引いた感じで、ありがとうと感謝を伝えていますから、相手は、「(真摯に受け止めてくれた)」と感じると思いますよ』
「なるほど! Aさん、本当にありがとう! 素晴らしいアドバイス、ありがとう! 今からそうします」
それ以来、人から褒められたときは、
「そんなことないですよ」は封印しています。
この言葉は潜在的に「(自分は褒められるほどの人間ではない)」と、他人と比べ、自分を低く見積もっていますよね。自分を認めない自分という意味も込められてしまっていますよね。自己否定しているわけです。
人から褒められたときは、素直に言いましょう!
『恐縮です。ありがとうございます!』
いかがでしたか?
あなたは、褒められ上手ですか?
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