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昔々、ある静かな村に、美しく賢い
ボニーという女性が住んでいました。
ボニーは、誰からも尊敬される
品格ある女性でしたが、
困難に直面すると、ついつい
人に当たってしまうことがありました。
村の収穫祭の実行役になったボニーは
大きな花飾りを作る役割も任されていました。
祭りの２日前、なんとか花飾りが無事完成し
友人のエマに頼みました。
「この花飾りが、倒れないように
しっかり固定しておいてね」
しかし、祭りの前夜、花飾りを見に行くと
花飾りが倒れていて、壊れていました。
ボニーは
「あぁ、これで祭りは失敗･･･」と
肩を落としました。
ボニーは、エマに対し、
「あなたがしっかり固定しなかったから
花飾りが壊れたのよ！」と責めました。
エマは、泣き出し、泣きながら
その場を走り去っていきました。
その夜、ボニーは深く落ち込みながら
眠りにつきました。
夢の中に
賢者と呼ばれる老人が現れました。
賢者は、ボニーに優しく問いかけました。
「なぜ、エマを責めたのですか？」
ボニーは答えました。
「彼女の注意が足らなかったからです」
すると賢者は静かに言いました。
「人を責めることで、あなたの
ココロは満たされましたか？
また、その問題は解決しましたか？」
ボニーは戸惑いながら、首を横に振り、
「どちらも Noです･･･」。
賢者は続けました。
「困難に直面した時、ついつい、
他責にしたくなる気持ちはよく解ります。
でもね、他責にしてしまうと、
あなたの脳はその問題を解決済みと捉え
それ以上、解決策を考えなくなります。
将来、同じような困難に遭っても
人のせいにして、それで終わりです。
壁を乗り越えることはできません。
逆に、自分に問いかけてみてください。
『どうすれば上手くいくのか？』
その質問によって、あなたの潜在意識は
その答えが出るまで考え続けるのです。
それが成長するチャンスなのですよ」。
翌朝、ボニーが目を覚ますと
賢者の言葉が胸に深く刻まれていました。
ボニーは、エマに謝り、
どうすれば花飾りを祭りまでに直せるかを
一緒に考えました。
二人は協力して、花飾りを作り上げ、
祭りは無事成功しました。
その後、ボニーは困難に直面したとき、
自分自身に問いかけるようになりました。
『どうすれば上手くいくのか？』
その結果、彼女はますます賢く、
想像力も豊かになり、村の人々に
さらに愛される存在になりました。
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上手くいかなかったとき、
ついつい他人だけでなく、国や政治、景気、
自分の置かれた環境など、
他の責任にしたくなるものです。
でも、、、
困難に直面したときこそ、
自分がさらに成長するチャンスと捉え、
「どうすれば上手くいく？」って、
自分に問いかけてみましょう。
質問を投げかけると、
潜在意識は、答えが見つかるまで
考え続けるという性質があります。
その性質によって、本当に必要な
答えが、必要なタイミングで
パッとひらめきます。
その答えこそ、
あなたを苦境から解放し、
あなたをより成長させ、
あなたのココロの豊かさにつながり、
周りにも良い影響を与えていくはずです。
今回は以上です。
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