「完璧主義やめたい」あなたへ

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完璧主義やめたい

完璧を求めると
周りの人にも自分にも良い影響を
与えることはほとんどないでしょう。

また、完璧主義が邪魔をして
いつまで経っても行動に移せないという
弊害も生まれるものです。

完璧主義をやめたいなら
次の昔話がそのヒントになるかもしれません。

***************

昔々、ある平原の端に
『夢の森』と呼ばれる場所がありました。

その森には、不思議な『ドラゴンの花』が
咲いており、この花を見つけ手にした人は
どんな夢でも叶うという伝説がありました。

ある日、リナという女性が
その花を探しに行くことを決心しました。

リナは賢く、誰もが認めるほどの才能を
持っていましたが、慎重すぎる性格のため、

始めるまでに準備や勉強に時間がかかるのが
彼女の課題でした。

「花を見つけるには地図と道具が必要だわ。
 けれど、その地図が正確かどうか判らないし、
 どのような道具が必要になるのだろう・・・、
 その準備と勉強に時間が必要だわ」

そうしている間にも時間はどんどん過ぎ、
他の人々が『ドラゴンの花』を探しに
森の中へ入っていくのを横目で見ていました。

そんなある日、リナは家の近くで、
一人の旅人と出会いました。

その旅人は、ボロボロの靴を履き、
少し疲れた様子でしたが、とても
満足そうな笑顔を浮かべていました。

「あなたは『ドラゴンの花』を見つけたの?」
リナが尋ねると、旅人は首を振りました。

「いや、いや、まだだよ。でも、森の中で
 今まで見たことのないたくさんの景色を見て
 たくさんのことを学んだよ。

 最初は、地図も道具も不十分だったけど
 一歩踏み出してから、自分に必要なものが
 だんだんと見えてきたんだ」

リナは驚きました。
「準備が足りないまま、森に入るなんて、
 怖くなかったのですか?」

旅人は笑いながら答えました。
「もちろん怖かったさ。でもね、
 怖さを和らげるために、準備や勉強に
 時間をかけても、怖さは消えないよ。

 完璧や完全を待っていたら、私は
 今でも家にいたままだっただろう。

 始めてしまえば、足りないものは
 その旅の中で自然と揃うものだよ」

その言葉に触発されたリナは、次の日、
勇気を出して森へと歩き出しました。

自分の中では、準備はまだまだ不十分で
怖いなと思っていましたが、

一歩ずつ森の中に足を踏み入れていくと
新しいアイデアが次々と生まれ、工夫を
重ねていきました。

また、道中で出会った人々や現れた困難が
リナに新たな知恵と力を与えてくれました。

やがて、リナは
伝説の『ドラゴンの花』にたどり着きました。

しかし、不思議なことに、その花は
手に取るとすぐに消えてしまいました。

すると、
彼女の胸の中に小さな光が灯り、
その光が彼女に語りかけました。

「花を探す過程で、あなたはすでに
 十分に必要な力を手にしましたよ。

 『完璧』を求めて、準備ばかりしていると
 時間だけが進み、その時間が過ぎた分、
 また新たな準備や勉強が必要になり、
 スタートできなくなる・・・、

 そうやっている内に人生が終わってしまう・・・。
 そうなる前に、まずは、一歩を踏み出すことが
 あなたにとっても大切な課題だったのです」

リナは、その言葉にココロを深く動かされ
家に戻ると、早速、自分の新しい作品作りに
取り掛かりました。

彼女の仕事は、だんだんと成果を上げていき、
リナは、以前にも増して輝き、笑顔も増し、
作品を通じて多くの人々に喜びを届けました。

こうしてリナは、
『ドラゴンの花』の教えをココロに刻みながら
ココロも人生も、より豊かにしていったのです。

おしまい
***************

私たちは、何かを始めるとき、ついつい

・「準備がまだ足らない」
・「知識がまだ足らない」
・「もっと勉強しないと」

など、『完璧』を求めるです。

しかしながら、

いくら『完璧』に準備できたと思っても
思ったような成果はすぐに出ないものです。

求めるものは
『完璧』でなく『成長』と思います。

『完璧』を求めると、
いつまでも納得できるスタートができず、
結局、時間だけが過ぎ、年老いて、
それで人生が終わっちゃいますよ。

「まだ50%くらいかな」の準備ができたら、
すぐにスタートし、体験しながら
成長していきましょう。

『体験』⇒『成長』⇒『自信』⇒
『キラメク人生』⇒『想いが継がれる』

今回は以上です。

#完璧主義やめたい
#行動力を高める
#折れない自信をつくる
#自分らしい生き方

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