「梅雨は、ジトジトして、どんよりして、
気分が暗くなり、悩みも深くなる季節・・・」
20年ほど前まで
私は、梅雨が大っ嫌いでした。
今、梅雨の季節を迎えましたが、
あなたは「梅雨は好き」ですか?
私ごとですが、
あるTV番組で、石原良純さんの
梅雨に対する熱弁を聞いて、一瞬で、
梅雨が好きになったのです。
一瞬!で、梅雨に対する自分の
「思い込み」が180度、変ったのです!
石原良純さんは、
次のようなことをおっしゃっていました。
「みんな、梅雨って、ジメジメして嫌いとか、
気持ちが暗くなるとか、憂うつになるとか、
好き勝手に言うけど、そうじゃないんだよ!
梅雨前線が日本だけでなく、
中国大陸まで長く続いているって、
自然って、とてもロマンがあるじゃない。
それより、もっと大事なことがあるんだよ。
人間が生きていくために、必要不可欠な
飲み水にもなるし、野菜など、食料が育つために
必要な水になるんだよ!
それなのに、
ジメジメして、うっとおしいとか、
憂うつになるとか、出かけられないとか、
そんな理由で、梅雨が嫌いとか言っちゃダメ」
私の記憶では、
そのように熱く語っていました。
この話しを聞いて、私は一瞬で、
梅雨は、生き物が生存していくために
必要な飲み水になり、人間が食する植物や動物が
育つためにも大切な季節なんだ!
と、梅雨が好きになったのです。
それまで
「暗く、憂うつで、落ち込む」と、
ネガティブに思い込んでいた季節が、
人間、植物、動物が生きていくために
必要な季節なんだと、ポジティブな思い込みに
変わりました。
NLP用語で言うなら、一瞬で、
『内部表象が変わった!』ということです。
それ以来、梅雨の季節が来ても
憂うつな気分になることはなく、
ニュートラルな気持ちで
過ごせるようになったのです。
最近は、必要以上の雨が降ることが増え、
被害を受けた方には失礼かもしれません・・・。
ただ、「物の見方」や「思い込み」って、
「一瞬で変えられることもある」
という話をしたくて・・・。
人間はすべて、過去の経験や体験から、
ポジディブにも、ネガティブにも、
その当時、現れた感情によって、
「思い込み」を創り、「身体の反応」を創ります。
そして、その人にとって、その反応が
ポジティブであれ、ネガティブであれ、
「当たり前」になっていきます。
しかし、
身体の反応は変えられることができるのです。
例えば、
とてもイヤだった人が、
その人の、ある事情を知った瞬間、
尊敬できる人に変わったという経験が
あるかもしれません。それも反応が変わった一例ですね。
今、恐怖症、パニック症で苦しんでみえる方も、
過去のツラい経験から「思い込み」ができ、それが
「身体の反応」につながっているかと思います。
確かに、
今回の”梅雨の話し”のように、一瞬で、
「思い込み」を変えられるものではありませんが
少しの「時間」とヒプノセラピーの
「リラクゼーション+暗示」によって、
「望んでいない思い込み」を変え、
「望む反応」に変えられる方法もあるのです。
ここで、1つ、
知ってほしいことがあります。
人は、
過去の「思い込み」や「考え方」、
そのときに現れた「感情」によって、
以降、似たような場面に遭遇したとき、
感情や身体がどのように反応するのかを
決めてしまうのです。
それが、
「現実となって現れる」ということです。
ただ、仮に、それが、
今のあなたにとって、望まない反応であっても
諦める必要はないのです!
一度出来上がった反応が、
永久に続くものではありません。
潜在意識(深層意識)で作られた反応は、
「脳の可塑性」という性質によって、
加えて、
あなたの変わりたいという意思によって
あなたが望む反応に変えることができるのです。
今回は、以上です。