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昔々、山奥の村に、とても礼儀正しく、ココロ優しいハンナという女性がいました。ハンナは、とても誠実で、誰に対しても思いやり深く接していました。
しかし、
彼女には大きな悩みがありました。
村の他の女性たちと自分を比べ、彼女たちのようになりたいと思っても、上手くできないことでした。
村の他の女性たちは、家事や農作業が得意だったり、オシャレで美しい服を身にまとっていたりするのを見ると、とてもうらやましく感じてしまい、
「彼女たちより 私は劣っているわ」
「私よりみんな優れているわ」と感じていました。
ハンナは、彼女たちのようになりたいと思い、マネをしてみても、上手くいきませんでした。また、気持ちもしっくりせず、モヤモヤする毎日を送っていました。ハンナのココロは、次第に曇っていき、「幸せだな」と感じる機会がどんどん少なくなっていきました。
そんなある日、
ハンナは山の奥深くにある神社に祭られている、叡智を授けてくれる伝説の白いキツネに、自分の悩みを聞いてもらうために旅に出ました。
キツネが現れると、ハンナが悩みを話す前に、キツネがハンナに静かに話しかけました。
「ハンナ、どうして、人と比べて自分を苦しめるのじゃ。どうして、人をうらやましく思うのじゃ。誰かと自分を比べて、人をうらやましく思って、一体、何が残ると思うかい?
残るのは、『空しさ』と『劣等感』だけじゃ。人と比較しても、人をうらやましく思っても、決して幸せになれないものじゃ」
「本当にそうなのかしら・・・」
ハンナは、腑に落ちない表情を浮かべながらも、さらにキツネの言葉に耳を傾けました。
キツネは、優しい表情で話しを続けました。
「幸せとは、ありのままの自分を磨いた先にあるものじゃ。自分の内側にあるダイヤモンドのような輝きを見つけ、それを育てていくことが幸せになる秘訣であり、それこそ近道なんじゃ。
いいかい、誰かと比べず、誰かをうらやましく思わず、自分本来の『あり方』を信じて、自分らしく生きることなんじゃ。これが、自分らしい幸せを手にする、唯一無二の方法なのじゃ」
ハンナは、キツネの言葉に、とてもココロを動かされました。
彼女は、これまで、自分を他人と比べ、他人をうらやましく思い、それを目指すことで自分が成長していける、それが自分の幸せにつながると思っていました。
伝説の白ギツネの話しを聞いて、自分の本当の価値を見失っていたことに気がついたのです。
そして、これからは、人と比べず、人をうらやましく思わず、ありのままの自分を大切にし、ありのままの自分を磨こうとココロに誓いました。
それからの、ハンナは、オンリーワンの長所をさらに磨くことにフォーカスするようになりました。
彼女のココロは、次第に明るさ、穏やかさ、しなやかさを取り戻し、彼女らしい優しさや誠実さがさらに磨かれ、輝きを放つようになりました。
時が経つにつれ・・・、
ハンナは、自分の人生に満ち足りた幸せを感じるようになりました。村の人たちは、そんなハンナの魅力に憧れ、「ハンナのようになりたい」と思うようになりました。
しかし、ハンナは、キツネからの言葉を、村の人たちに伝えることはしませんでした。ハンナは、言葉で伝えるのではなく、自分の振る舞いをもって、村人たちに伝えるようにしたのでした。
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あなたの中にも、他の誰も持っていない、オンリーワンな輝きがあります。
自分のあり方を見つけ、それを磨いていくことで、やがてダイヤモンドのような輝きを放ち、望んでいる本当の幸せを手にすることができるかと思います。
今回は以上です。
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