前回の記事では、バカリズムさん脚本のTVドラマ『ブラッシュアップライフ』で、主人公:近藤麻美が死後、生まれ変わり同じ人生をやり直す話に触れました。
また、『六道輪廻』の考えについても触れました。『六道輪廻』の考えとは、魂は「積んだ徳」によって、6つの世界のどれかに生まれ変わるという考えでしたね。
今回は、『生まれ変わり』についてブラシュアップ?してお伝えしていきます。
スイスの精神科医でもあり、心理学者のカール・ユングは、『生まれ変わり』の形を、次の5つのパターンに分けて説明しています。
1,【 輪廻・霊魂の移動 】
魂が異なる肉体に移動しながら、
命を継続していくケースです。
この場合、人格が受け継がれる保証はなく、
カルマ(学ばなければならない業)だけが
受け継がれるかもしれないという形です。
先週、お伝えした『六道輪廻』の考えのように、
修行して徳を積まないと、人間界ではなく
動物界や地獄界に生まれ変わるというものです。
ドラマ『ブラッシュアップライフ』でいう
「大アリ喰い」「サバ」「うに」に
生まれ変わるということですね。
2,【 生まれ変わり 】
人間の魂は、人間の魂として再び
生まれ変わるという考え方です。
前世での人格が受け継がれ、以前の人生を
思い出すことができるかもしれないケースです。
3,【 復活 】
死後、人間として再び復活するケースです。
前世での人生から、さらに変化や変容が
起こり得るものです。
『ブラッシュアップライフ』の
近藤麻美は、このケースなのかもしれません。
4,【 新生 】
今の人生の中での再生です。
肉体など本質的な変化はなく、
身体の機能や人格が強くなったり、
改善されたりするケースです。
例えば、
離婚したことで、1つの人生が終わり、
再婚したことで、新しい人生が始まった
というケースです。
5,【 変容プロセスへの参加 】
この場合の変容とは、肉体的な死ではなく、
ある出来事をキッカケに、良い変化が起きる
というものです。
例えば、恩師、映画や本などと出会ったことで
内面に大きな変化が起き、新たな自分に
生まれ変わったというケースです。
私の場合、オウト恐怖症を改善できたことが
『変容プロセスの参加』で、ある意味、
生まれ変わった?のかもしれませんね。
ところで、
「どうして、魂が肉体に入る必要があるの?」
そう思われるかもしれません。
前世療法の考え方では、
生き物は、痛みや苦しみがあってこそ、また
限りある人生だからこそ、周りを大切にするなど
学び、精進するものです。
魂の状態では、
痛みや苦しみを感じることがないそうです。
速く学び、徳を積むには、
痛み、苦しみを感じられる肉体が必要だそうです。
私は、まだまだ修業が足りないため、
キライな人との関わりを避けますが、
そういう場面に遭ったときこそ、修行を積む、
徳を積むチャンス到来なんでしょうね・・・。
これからは、歯を食いしばって、
「徳を積むチャンス到来だ」と、できる限り、
ちょっぴりはそう思うようにしよう!?
今日は以上です。