あなたは、もし永遠の命が、タダで手に入るとしたら、欲しいですか? 手に入れたいですか?
かなりの人がほしい! と答えるんじゃないかと・・・。
このような話し、どこかで聞いたことありませんか?
そうです!
松本零士さんの『銀河鉄道999』です。
我が家に、『銀河鉄道999』のDVDがあるんですが、娘が『銀河鉄道999』が大好きで、たまたま観ていました。私もついつい釣られて観てしまいました。私が中学生くらいのときの物語ですが、ストーリーのインパクトが強く、心に今でも焼き付いている大好きな映画の1つです。
優しさや思いやりが足らない私には痛い話ですけど、初心に戻れる映画ですね。
そのストーリーを簡単に説明すると、、、
主人公の星野鉄郎が、アンドロメダにある機械の体をタダでくれるという星に旅をして、機械の体を手に入れようと999号に乗る。永遠の命を手に入れ、キャプテンハーロックやクイーンエメラルダスのように宇宙を自由に旅したいという夢を抱きながら…。
星野鉄郎が、宇宙を旅しながら、事件にも巻き込まれながらも、美女メーテルにも恋をしながら、命について1つの想いを抱きます。
憧れていた“永遠の命”・・・。命とは…。と真剣に向かい合っていくのです。
永遠の命を手にした機械化人が、永遠に生きられるというおごりから、人間に次々に危害を与えていく…。星野鉄郎自身も、機械伯爵によって、母を殺された経験を持ちながらも機械の体に憧れる自分・・・。
次第に、永遠の命を手にすることが幸せではないと気づき、母の仇、機械伯爵をやっつけ、名言が生まれます。
『機械伯爵や機械化人を見ていると、永遠に生きることだけが幸せじゃない。限りある命だから、人は精いっぱい頑張るし、思いやりや優しさがそこに生まれるんだと、そう気がついたんです。機械の体なんて、宇宙から全部なくなってしまえと。僕たちは、この体を永遠に生きられるからという理由だけで、機械の体になんてしてはいけないんだと気がついたんです。』
そして、星野鉄郎は、アンドロメダの機械をタダでくれるという星を破壊しに、旅立っていきます…。
映画を観終わったあと、内省。
私は54歳で、限りある命がもう少しで終わってしまうのに、このままでいいんか!
会社員を辞めて、もう3ヵ月…。この先、どうするんだ! と・・・。
すみません…。私的なことではなく、娘が観ていたので、ついつい、この作品の素晴らしさを伝えたかっただけなんです。『銀河鉄道999』が好きで、好きで、シェアさせていただきたかっただけでお騒がせしました。
でも、この映画は本当に素晴らしい!
この作品こそ「永遠の命」が宿っています。