年を重ねても、
若々しく見える人と、
老けて見える人の違いは何でしょうか?
「老ける」のが早い人の特徴って、
これかな、と私が思う昔話からです。
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むかしむかし、ある小さな村に
「花咲き姫」と呼ばれる女性がいました。
彼女の名はサクラ。
その名の通り、春になると
村中に美しい花を咲かせるという
不思議な力を持っていました。
サクラは年を重ねてもなお、
花を育てることが大好きで、
新しい種類の花を試したり、
村の子どもたちに花の世話の仕方を
教えたりしていました。
しかし、ある日、
村のある老人が彼女に言いました。
「サクラさん、あなたはもう十分に花を育て
たくさんの人にその方法を教えてきました。
これからは、教えることに専念しては?」
サクラは微笑みながら答えました。
「私は、まだまだ知らない花が
たくさんあるの。
知らないことがたくさんあるから
もっと花のことを知りたいのです」
そんなある日、村の外れの泉のそばに、
見たことのないつぼみを見つけました。
色も形も、これまでにない不思議なつぼみ。
サクラはその花が何なのか知りたくて、
毎日、その場に足を運び、水をやりながら、
つぼみを見守りました。
ある朝、とうとう花が咲きました。
それは、まるで光を宿したように輝く、
美しい青い花でした。
村人たちも驚き、集まってきました。
「なんて美しく、キレイな花だろう!」と
口々に言いました。
そのとき、サクラは気づきました。
もし自分が花を育てるのを止めて、
ただ、今までの知識を教えていたら・・・、
きっと、この花には出会えなかった・・・。
「私には、
まだまだ知りたいことがたくさんある」
サクラはそう感じ、微笑みながら、
花の種を採り、そっと手のひらにのせました。
「さあ、この花をみんなで育てましょう!」
村人たちは、サクラの姿を見て、
「人に何をを伝えたい」ということ以上に
「自分の知りたいこと」をやっていくことが
大切なんだと気づきました。
そして、その村の泉のほとりには、やがて
たくさんの美しい青い花が咲くようになりました。
それからも、サクラは、
ココロの思うまま、知りたいこと、
やりたいことにチャレンジし続けました。
サクラの、その笑顔は、
年齢を重ねても、とても若々しく、
春の花のように明るく輝き続けました。
おしまい
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私ごとですが、この昔話から、
私自身、内省する次第でございます。
自分の経験を人に伝える、教えたいと思うと
そこで成長が止まり、老けていく・・・。
自分が好きなこと、興味があることについて
学び続け、ブラシュアップしていくことこそ、
若さを保ち続け、自然と
「人に想いを伝えることができる」
唯一無二の方法だとあらためて痛感しました。
反省・・・。
今回は以上です。




