会社の上司など、あなたの周りにいる人が、不機嫌だったり、怒っていたりすると、自分もイライラしたり、凹んだり、超モヤモヤしたりしますよね
しかし、それは、その愚か者の感情に自分が支配されているということです・・・。私も以前はすぐに「やり返す」という同じステージに立っていましたが、この2年ほど前から、同じステージに立たず、客観視するようしています。
次の昔話に、そのヒントが見つかるかもしれません。
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むかしむかし、とある山あいの、小さな村の奥に美しい花畑がありました。その花畑は、春になると色鮮やかな美しい花々が咲き、村人のココロを和ませる特別な場所でした。
しかし、その花畑には昔から伝わる噂がありました。
「この花畑にはイジワル風が吹き、イジワル風の気分に左右される」
ある日、サヨという若い娘が、その噂の真相を確かめようと花畑に行きました。サヨが花畑に着くと、イジワル風が、ささやくように話しかけてきました。
「おや、おや、また誰か来たね。オマエも私の気分に惑わされるのかな」
サヨは、噂が本当であったことに驚きながらも、イジワル風に尋ねました。
「どうして花畑が、あなたの気分に左右されなければならないの?」
イジワル風は、笑い、得意げに言いました。
「私の気分が穏やかなら、花たちは元気に咲き誇る。でも、私の機嫌が悪いときは、花びらは飛び散り茎は折れてしまうのさ。花がどうなろうが、私にとっては、どうでもいいことなのさ」
サヨはしばらく考えたあと、静かに言いました。
「それならば、花たちがあなたの気分に左右されないようにする方法があれば、それを教えていただけませんか?」
イジワル風は大笑いして返しました。
「はっ、はっ、は。そんなこと、できやしないさ。私が吹けば花は揺れ、私が怒れば嵐になる。それが自然の摂理なんだよ」
その夜、サヨは家に帰り、花たちに何ができるか考えました。
そして、次の日から、彼女は毎朝花畑を訪れ、花たちにこう話しかけるようにしました。
「風がどんなに強くても、あなたたちは、自分の力で美しく咲けるはずよ。他の何者にも左右されない力、かならずそういう世界を持っているのだから」
日が経つにつれ、花たちはサヨの言葉を信じるようになりました。
そんなある日、イジワル風はとても不機嫌なようで、大嵐がやってきたのです。風はこれまでにない勢いで思う存分、吹き荒れましたが
サヨの声が聞こえるかのように、花たちは大きく揺れながらも、お互いを助け合い、寄り添い、しなやかに立ち続けました。
嵐が去ったあと、イジワル風は、咲き誇る花たちを見て、驚いて言いました。
「ど、どうして花たちは私に怯えなくなったのだ!」
サヨは微笑みながら答えました。
「花たちは、あなたの気分に左右される必要がないことに気づいたのです。どんなにあなたが暴れても、自分ができること、自分自身を大切にする想いの大切さ、強さを知ったのです」
それから、イジワル風がどんなに不機嫌であっても、花たちは美しく咲き誇りました。
そして、サヨは、花たちの姿を見て改めて感じました。
『どんなときも、相手の感情に流されることなく、自分の目指すあり方、想いを大切にすることが穏やかに、明るく生きる秘訣なんだ』
こうして、花畑の話は村中に広まり、自分らしく生きることの大切さが言い伝えられていきました。
おしまい
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自分の機嫌をコントロールできない人、すぐに語気を荒げる人、人をバカにする人など、私たちの日常では、不条理に怒る、そんな愚か者が相変わらず多いですよね。
- 「相手の不機嫌な感情と自分の感情を切り離す」
- 「不条理な相手と同じステージに上がると同レベル」
- 「私はこんな愚かな人と同じステージには立たない」
そう、自分で決めてしまえば、意外とすんなり、相手の感情に支配されないようになれますよ。
「言葉でいうのは簡単ですよ」、そう思われるかもしれません。
でも、リラックスしながら、意識して「ココロのギアが1つ上げる」とココロに”おまじない”してみてください。それで、感情の切り離しができるかと思います。
なぜなら、相手の愚かな姿を見て、あなたも「あのような愚かな人になりたくない」と思っていからです。私も、愚か者に対して、”感情切り離し作戦”、実践中です。お互い、自分のあり方、想いを大切に、穏やかに、明るく、今を生きていきましょう。
今回は以上です。
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