『量子力学』は面白く、興味が湧く、奥が深すぎる学問ですが、「神秘的なもの」ではないと私も思います。
問題なのは、
『量子力学』、『波動』、『エネルギー』などの言葉を巧みに使い、実際、人の弱みにつけ込み、人をダマそうとする人がいるということです。実際、そういう言葉を使い、あおるように説明するセラピストも私は知っています。
『量子力学』を解りやすく、動画で教えてくれる「ヨビノリたくみ」さんが、『量子力学』において、2つの注意点があるとおっしゃっています。
それを紹介しますね。
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量子力学について、注意してほしいことがあります。
(1つ目は)
量子力学』を勉強していくと、『確率の波』とか『不確定原理』とか、一見、めちゃくちゃ不思議な分野に出会うことになるが、だからといって、『量子力学』という学問自体を「未知のことが集まった神秘的な学問」と思うのはよくない。
なぜなら、今の物理学者は『量子力学』を普通の道具としてバリバリ使っている。スマホなどに使っているデバイスの設計にも普通に『量子力学』が使われている。ある意味、完成された学問である。何か神秘的で、ミステリアスなものと思う必要はない。
もう1点注意してほしいのは、『量子力学』が数式で扱えるのは、あくまでミクロな1つ(量子)。量子が無数集まり、マクロの状態になったときは、その扱いがめちゃくちゃ難しくなる。だから、「重ね合わせの法則」や「不確定性原理」とかの話を例えば、そのまま人間の身体のようなマクロなものに当てはめて、言葉だけを乱用するのはスゴく良くないし、実際にそうやって人を騙そうとする人もたくさん存在する。
だからこそ、私たちは『量子力学』をもっとよく勉強して、間違った用語の使い方をしないようになってくれたらいいなと思います。量子がたくさん集まったマクロの話しは、そんなに簡単に扱えるものではなくて、未だに強い主張ができるものではないから。
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『量子力学』は、本当にスゴく、面白い学問だと私も思います。
しかしながら、よく考えてほしいのは、解明がもっと進んだからといって、人それぞれが持つ悩みが解決されることはないでしょう。そもそも、目の前に起きた出来事について、自身の『捉え方』、『思い込み』などが変わらない限り、何も変わらないと私は思います。
何を信じるか、信じないかは、その人の自由ですが、お互いダマされないようにしましょうね。
ダマされない方法としては
- 自分でもっと勉強し、理解を深める
- 一度、ダマされ、痛い目に遭う
この2つしかないかと私は思います。
今回は、以上です。